第2-6章 ページ19
迅「あぁ、なるほど、分かりました、じゃあ風間さん、吹雪ちゃんのことお願いします」
風「あぁ」
それから蒼也はAをおぶって帰っていった…帰っている途中でAが『そーや』と寝言を言う度にビックリしている…蒼也の家とは隣同士で親同士も仲が良かったからすぐに私達も仲良くなっていた…Aは久しぶりにあの時の夢を見た…両親が亡くなった時の夢を_____
〈Aの過去side〉
貴「パパ、ママ、外が可笑しいよ！」
A母「あら！そうね！早く避難しないと！」
A父「早く逃げるぞ！急げ！」
そう言って両親と一緒に外に出た私は何故か後にネイバーと呼ばれる怪物に追いかけられていた…もう少しでその怪物の鎌が自分に刺さりそうになったとき…
A父「危ない！」
貴「パパ！！」
今度は後ろからの攻撃が来たときに母に守られて…その後ボーダーに保護された…が目の前で両親を失うところを見たAはそれから外に出なくなり…両親は親戚とも疎遠になっていた為…隣に住んでいて仲が良かった蒼也の家が引取ってくれた…親戚の人達はすぐに了承した…
〈Aの過去side終了〉
〈A＆美冬side〉
〈そして翌日〉
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
玄関のチャイムで目が覚めて玄関に向かった…
貴「はーい」
ｶﾞﾁｬ
貴「あっ！美冬！」
美「Aちゃん、遅くなってごめんね…私から話があるって言ったのに…」
と息を切らして来た少女は雪村美冬、体が弱く入退院を繰り返している私の友達だ…しかもあの秀次の幼馴染と聞いた時は本当に驚いたのを覚える
貴「大丈夫だよ、美冬が来るまで寝てたしね」(^_^;)
美「そうだったの？」
貴「うん、そうだよ！さ、中へどうぞ……で？改まって話って何？」
Aがそういった途端美冬の目つきが変わった
美「あ、あのね、私…ボーダーに入りたいの！…駄目かな？」
貴「……その事、秀次は知っているの？」
美「は、話してない…」(´・ω・`)
Aはため息を付きながらこう言った…
貴「まずは秀次に言ってからにしなよ〜、私が知ってて秀次が知らなかったら後から追求を受けるのは私なんだよ？」( ´Д｀)=3
美「しゅ、秀次に知られたくない」
Aはピクッと反応した…それはボーダーに入った当時の自分と全く同じことを言ってからだ
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作者名：雪原きらら | 作成日時：2022年7月27日 22時
