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え、何 ページ10

『え、なになに、なんなの』

私が慌てていると青色の服を着た男の子達が私の目の前にやって来た。
この子達も少しだけ涙目だ。

『えと、本当に何したかわかんない』

??「あなたは何もしていません……

僕達が勝手にないているだけです。」

『だったら、なんで泣くんだ??

君たちにとってはどうでもいいじゃないか

もしかして同情しているのか??

悪いけどそういうの要らないンだよね』

と、ピシャリと扉を閉めると泣き声は大きくなり何が何だかわからなくなった。
何で人の事で泣くんだろう、泣く時ってどんな気持ちなのかな……辛いのかな苦しいのかな

『あれ??辛いって、苦しいって何かな

涙はどうやって流すのかな、

血しか流した事ないや、涙って本当に塩味??

本に書かれていた事、もう一度知りたい

ここって本は無いのかな。

痛い、苦しい、辛い、悲しい、わかんないなァ』

はぁ、とため息をする。
だんだんと視界が暗くなり、私の意識はそこで途切れた。

....................................

乱太郎「伊作先輩ッ……私ッ……天女様に

酷いことをしてしまいましたッ……どうしたらッ」

善法寺「……天女様も……辛い事があったんだ……

僕はまだ、天女様の事を信じきれてないけど

いつか、あの人の本当の笑顔を見てみたい」

悲しそうな顔をして、乱太郎の頭を撫でた伊作の目からはまた涙が込み上げてきた。

食満「伊作……」

竹谷「兵助、お前はどうだ??」

久々知「……俺は……どうしたらいいのか、

分からない、彼奴は、辛い事があったはずだ。

だけど、俺は前の天女の様に学園を壊されたく

ない、でも、でもッ……」

兵助は涙を流しながら拳を握り締めていた。
どうすればいいのか分からない、でも、彼奴を助けてあげたい、そんな気持ちが混ざって

久々知「彼奴、名前を呼んだら……

すごく嬉しそうな顔をしたんだッ……名前を、

名前を呼ばれただけで生きてる感じがするって

……そう言ってたんだッ……」

竹谷「兵助……」

鉢屋「……だが、俺は信じられない。

あの天女が俺達を信じないのと同様に、俺も」

食満「……“信頼”か」

何を信じたら……
俺達の学園を守れるんだろうか……
誰が教えてくれよ

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- ……終わり!? (2020年11月7日 21時) (レス) id: 59d57009f0 (このIDを非表示/違反報告)
紅晶我(プロフ) - この作品って更新停止しているだけですか? (2019年12月31日 23時) (レス) id: f5a95f6f1b (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 更新してくれ・・・!(梶さん風に) (2019年11月20日 19時) (レス) id: cc53f064fa (このIDを非表示/違反報告)
お夜長(プロフ) - 更新カモンヌщ(゜Д゜щ) (2019年2月11日 17時) (レス) id: 449602bd9c (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - くっ!更新……! (2019年1月20日 17時) (レス) id: 721cc084cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シェイク | 作成日時:2018年8月16日 23時

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