無痛症少女の忍び道

これが部屋という物…… ページ5

山本「こちらです。」

山本先生が開けた紙の壁、その先にはくっそ臭い匂いが漂っていた。
てか、何だこの変な色。

『これ、何ていう色なんだ??』

山本「……桃色です。」

『桃色っていうのか、変な色だな』

マジマジと見ていると「あｯ!!」という声が聞こえた。振り向くと薄紫色の服を着た背の高い男がこっちを指さしていた。

??「また天女が来たのか……!!」

『誰だテメェ』

久々知「お前に名乗る名など無い」

『名前が無いのか』

久々知「ちっがーう!!!!!!!!!!!!」

『??』

なんだコイツ。
と思いながら部屋の中に入っていった。
いらない物が沢山あるな、全部出してしまおう
ポイポイポイポイとあらゆる物を部屋から投げると「どわぁぁぁぁ!!」と声が聞こえた。

『何だ名無しの権兵衛、まだ居たのか』

久々知「久々知兵助だ!!

てか、臭いからやめろ!!!!!!!!!!!!」

『久々知、それ捨てといてくれ』

久々知「何でだ!!!」

『暇だろ??』

久々知「己、天女ォォォ………!!!!!」((ｲﾗｲﾗ

と、いいながらも捨てに行ってくれた優しい男
てかくせぇ、もう全部出そ。

『臭いな……』

....................................

『終わった』

久々知「終わってねぇよ!!!!!!!!!!!!」

『あ、久々知兵之助』

久々知「久々知兵助だ!!

てかこのゴミを捨てろよ!!臭いんだよ!!」

廊下にちらばった桃色のいらない物達。
いやだってくせぇし。

『しょうがない、捨ててくるか』

と、一気に全部もった。
あれれ、体が傾いてくるぞ????

久々知「何してんだよ天女。」

お、久々知が支えてくれていた。
半分持ってくれたぞコイツ。優しいな。

『すまん』

久々知「天女の癖に口が悪いな」

『A』

久々知「は？」

『天女はヤダ。名前でよんで欲しい

名前で呼ばれるのは、生きてる感じがする』

久々知「……は」

久々知を置いてゴミ捨て場と書かれている場所にゴミを置いた。
「おーい」と声が聞こえてきたと思ったら、いきなり「不運だー!!」と叫び声が聞こえた。

『何をしている、善法寺伊作』

伊作「あぁ、天女様。夜ご飯だからお迎えに」

『夜ご飯とは何だ??』

伊作「夜に食べるご飯です」

『へぇ、おい久々知兵助。飯だ』

久々知「わかってるよ」

善法寺伊作は私たちが話しているのを目を見開いて見ていた。

『何が出るのだろうか』((ﾙﾝﾙﾝ

久々知「豆腐」

『豆腐とは何だ』

久々知「豆腐とは!!＿＿＿＿＿＿」((ｸﾞﾀｸﾞﾀ

あ、ヤバいやつ

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