無痛症少女の忍び道

何だこれ ページ4

善法寺伊作に連れられ、学園長先生??という人の部屋の目の前に立っている。
何だこれ、紙が壁に貼られている……

伊作「天女様を連れてきました。」

学園長「入れ」

ガラッと壁みたいなのを開けると、沢山の人が座っていた。黒い服を着ている人や濃い緑色の服を着ている人もいる。

『アンタ誰だよ』

伊作「入った瞬間それですか!!!!!!」((ﾋﾞｯｸﾘ

『なぁなぁ、善法寺

この床どうなってんだ??コンクリじゃない

壁は何で紙でできてんだ??

あと何でこんなに人が沢s((伊作「天女様」…』

学園長「ｺﾎﾝ……天女様、

貴方の名前を教えて欲しいのです。」

『なまえ……??』

学園長「名前、無いのですか??」

『なまえ……あぁ、あれか

倉咲Aだ。…………………多分』

学園長「多分……とは??」

『私、親から名前で呼ばれた事が無い』

周り「「?!?!?!」」

『いつも「クズ」とか、「ゴミ」

とかしか呼ばれた事が無い。』

目を見開く周りの人達。
善法寺伊作の場合は悲しそうな顔をしていた。

『??何で皆そんな顔をしているんだ??』

学園長「天女様、貴方はここで暮して欲しい」

『何でだ??』

学園長「貴方の居場所はこの時代では

ここしかありませぬ。部屋はあります。

3食、朝昼晩とご飯はあります。良いですか」

『ご飯が3回あるのか??

外の世界って素晴らしいな』((ｼﾞｭﾙﾘ

今までご飯は朝に一切れのパンしかなかった。
グゥゥゥゥとお腹が鳴ると学園長はぷっと笑い出した。

学園長「はっはっはっ、良かろう

山本シナ先生。部屋を案内してください」

山本「はい、天女様、行きましょう」

『天女って何だ??

名前で呼んでくれ、1度でいいから呼ばれたい』

山本「……分かりました、A……さん？」

『……名前を呼ばれるのはいいな!!』

私は山本シナ先生の後ろをついていった。
私の背後の人達は苦い顔をしていたことを私は知らなかった。

これが部屋という物……→←誰だよ

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