悩み2 ページ13
2つ目｡こっちの方がちょっとだけ大切だ｡本当にちょっと｡ちょっとだけ｡
嘘ついた｡こっちの方がよっぽど悩んでる｡
部活にも入っていない私にとって唯一無二の可愛い､可愛い後輩､ジョングク君｡
そのジョングク君が最近変なのだ｡
前までは､ヌナぁー仕事出来ました!!とか言ってたのに､最近は目が合う度に"好きな人いるんですか?"とか"ヌナ､僕､ヌナの事好きです｡"とか結構ヤバい内容を言ってくる｡
JK「ヌナー､今度デート行きましょうよぉー」
ほら､今日も｡
「ほら､ジョングク君｡先輩からかわない!!はい､仕事､仕事!」
JM「ジョングク､それテヒョンの前で言ってみ?絶対殺されるから｡」
TH「こんにちはぁー!!」
JM「ぁ､噂をすれば｡」
TH「ん?何?僕の話してたのぉ?ん､イケメンだから?しひひ｡」
JK「テヒョニヒョン､」
TH「ん?」
JK「Aヌナの事好きなんですか?」
TH「何当然の事聞いてんの?僕達､手を繋いだ仲だもんねー!!ね､Aー!!」
「ぶっ､」
含みかけてたお茶を吹き出しそうになる｡
「ゴホッゴホッ､テ､テヒョン………ゴホッ､君｡」
そのお茶が気管支に流れ込み､思わず咳き込む｡
JK「ほ､本当っ､ですか?ヌナぁ!?」
TH「だよねー!!A!」
「まぁ､まぁ｡」
JK「ヌナ､じゃあ僕と手を繋ぎましょう!!」
TH「は!?何言ってんの!?Aは僕と手をつーなーいーだーの｡僕の菌がついてるんだから､ジョングクが繋いだら､ジョングクの菌がつくでしょ!?」
菌て…………私､手洗いましたけど｡
JK「だからヌナと繋ぐんじゃないんですか!!」
続くうるさい茶番｡
「ジミン｡帰っていいかな｡」
JM「うん｡いいと思う｡」
遠い目をするジミン｡
つられて私も遠い目になる｡
「じゃあ､バイバイ｡」
JM「バイバーイ」
私はこっそりと生徒会室を出る｡
数分後｡
TH「あれ!?Aは?」
JK「ヌナ!!どこですか?」
JM「Aなら､もう帰ったよ｡」
JKTH「はぁ!?」
何故､私の周りには変な人しかいないのだろうか｡
続く (更新停止中)
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作者名：ゆんぱんまん | 作成日時：2018年12月20日 13時
