生徒会長の私 ページ1
「生徒会長!!おはようございます!!」
「おはようございます。」
「A会長!!おはようございますっ!!」
「おはようございます、部活の試合頑張ってくださいね。」
「ありがとうございます!!」
「………………やっぱさー、生徒会長て、絶対零度だよな。」
「しーっ!聞こえるだろ、もっと声おとせよ」
「でも、そうじゃね?てか、零度っていうよりは氷点下だろ。」
「確かに。」
私の横で男子2人組が私に聞こえないようにヒソヒソ喋っているが、その内容は私に丸聞こえだ。
てか、絶対零度って−273.15℃だし。0℃じゃないし。
確か、喋ってんのはスンミン君とイェジュン君。
「スンミン君、絶対零度は0℃ではないですよ。
−273.15℃ですから。覚えといてください。」
「か、会長っ!?はい!分かりました!気を付けます!!」
「よろしくお願いします。」
「はい!………………………って、会長すげぇ!!俺の名前知ってたぞ!」
「生徒会長が全校生徒の名前覚えてるって本当だったんだ…………」
当たり前です。生徒会長なんだから、それぐらいは当然。
??「かーいちょー!!こんにちはー!!」
「こんにちは。廊下を走ってはダメですよ。…………テヒョン君。」
TH「え!?これは僕にとって歩きの速さだよっ!?」
「そうなんですか、それなら、体育の成績は余程良いのでしょうね。」
TH「うん!!僕、体育は好きだよっ!!」
嫌味が通じない高校3年生、キム・テヒョン。彼はつまりバカ。
「そうなんですか。………テヒョン君、女子達が貴方の事を呼んでますよ。」
TH「えー…………僕はもっとAと喋りたいのに…」
おい、私がいつ呼び捨て許可した(白目)
「それは光栄ですね。でも私は予定があるので、さようなら。」
TH「バイバーイ!また、後で喋ろうね!!」
「都合が合いましたら。」
その私達の会話を聞いて誰かが言った。
「あの2人って仲悪そうで良いよね。てか一方的にテヒョンが話しかけてるだけか。…………学校でも1、2を争うモテ男と成績優秀でクールな生徒会長。2人とも誰かを好きになるのかな。恋バナとかなさそー」
べつに私はテヒョン君と仲良くした覚えはない。
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作者名:ゆんぱんまん | 作成日時:2018年12月20日 13時