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episode9 ページ10

将)「A....」


「あ、おはよう笑」


まだ、ぼーっとしている彼はベッドの上に座りこっちを見ている。


「おじや作ったけど、食べれそう?」


将)「うん....」


温めてベッドまで持っていく。


将)「うま。」


「ほんと?良かった。」


将)「Aのおかげで風邪も治るよ。」


そう言ってニコッと笑ってこっちをみた。そのえくぼが出来る笑顔は今は子供のようだった。






-----------------
翌朝


(スリッパがない。)

下駄箱に入っているはずのスリッパが無くなっていた。

(きっと、昨日の奴らの仕業だな。こんな、しょう
もないことする?)


どうしようかと考えていると、後ろから声を掛けられた。


将)「Aおはよ。」


「まさ、おはよう。」


将)「昨日はありがとう。」


「いえいえ。体調はもう大丈夫?」


将)「お陰様で。」


「それは良かった笑」


将)「うん笑 ん。 スリッパは?」


「んー。無くしたのかな笑」


将)「何それ笑 はい。」


彼が自分のスリッパを私の前に置いた。


「 え!いいよ。」

(もし、この事がバレたらまためんどくさいことに
なりそうだし。)


将)「いいから。履きな。」


スリッパを置いたまま、先に教室に言ってしまった。




奥)「おっはよ〜!って、あれ、まさスリッパは?」


将)「あー、無くした笑」


そんな会話が聞こえてきた。

(もう、なんでそんなに男前なんだ…。すみませ
ん。私なんかが履いて。)



千)「A〜。次、移動教室だよ。」


萌)「早く行かないと遅れるよ。」


「うーん。あれ、地学のノートがない。先行っ
てて!」


違う教科書達の間に挟まっていた。
急いで2階から3階の実験室に向かう。


ドンッ

階段を登っている時、肩がぶつかった。

女子生徒2)「あ、ごめーんね。いるの気づかなかっ
た♪」


(嘘つけ。絶対わざとじゃん。)


無視して、急いで去った。





3)「ねぇ、見た?」

2)「何を?」

3)「あいつ、砂田くんのスリッパ履いてたよ。」

1)「やるねー。」




私は甘く考えすぎていた......。

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設定タグ:砂田将宏 , BALLISTIKBOYZ , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:skeet | 作成日時:2019年11月27日 22時

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