標的333 ページ39
タルボ「…お前さんが炎の力に頼り、1人で作れたとしても…丸1日はかかる。代理戦争の終わりには…間に合わん。」
タルボがオレにそう告げた次の瞬間
貴「！」
また未来の予知が頭に浮かび、オレに一瞬の隙を作る。
それを復讐者が見逃すはずもなく、バミューダ以外の者たちが一斉にこちらへ飛びかかってくる。
イェーガー「彫金師と共に生き絶えるがいい！」
奴らの攻撃がスローモーションのようにゆっくりと視界に映る。
それと同時に脳裏に浮かぶのは…『オレとタルボさんがここで死に、明日の戦争では全員死ぬ』という変更された未来。
目の前の景色と、脳の中の景色。
２つの絶望を見せられてオレは思わず目を瞑る。
攻撃を受ける直前、瞼の裏に浮かんだのは…
大好きなみんなの笑顔。
その瞬間、何重もの攻撃がオレの身を襲い…それは屋根を抉り出して大きな砂煙を立てた。
バミュ「…終わったか。
夜のおしゃぶりを回収しよう。」
少し離れたところで様子を見ていたバミューダがそう指示を出すのを聞く。
それに答えるように『奴の後ろ』に立ったオレは言った。
貴「まだ…終わってなんかいねえよ」
バミュ(！！…ワープを！！)
すぐさまこちらに鋭い拳で応戦するバミューダの攻撃を避け、オレはタルボさんの傷を癒しながら彼を大地の炎の結界で宙に浮かせる。
そして、バミューダと正面から対峙した。
貴「…バカみてえだ。
いつのまにか予知に頼るクセがついちまってたらしい。」
先の未来を見せられて、オレは一瞬だけ全部諦めそうになった自分を恥じる。
装置が壊された今、確かにあの悲劇的な未来は最も起こりうる可能性が高いのかもしれない。
みんなが死んでしまう未来を受け入れる運命しかもう用意されていないのかもしれない。
でも…それがなんだってんだ。
最初から運命も悲劇も乗り越えるために、
オレは今 ここに立ってんだ。
貴「…想像の中の未来になんか負けてたまるか。
オレの人生での1番の未来は、今なんだ！！
だったら今ここにある現実を…オレは乗り越えてやる！！」
またみんなと笑い合いたいから…みんながここまで繋いでくれた希望を、壊させたりなんかしない。
貴「今度はオレが探し出すんだ！
みんなを救うための、新しい希望を！！」
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らっく(プロフ) - 次は8に行きます！ (2017年7月16日 15時) (
レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ゆっくりノワールさん» コメントありがとうございます。なんとか7月には終わらないかなーと思っているので、なるべく頑張ります！ (2017年7月16日 15時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール - ゆっくり頑張ってくださいね！更新。 (2017年7月16日 0時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ロンさん» コメントありがとうございます！テスト期間に入りましたので更新まちまちになりますががんばります！ (2017年7月15日 16時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ロン - 本当にこんなに面白い話初めて読みました！！続きが気になって仕方がありません！！これからも応援してます！更新お願いします！ (2017年7月12日 0時) (レス) id: a6e071bbae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2017年7月1日 18時
