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タルボ「波動となる前の生命エネルギーを見ることはできぬ。人体が生命エネルギーを発するのは、それが波動として死ぬ気の炎に変わったときだけじゃからな。
じゃがもしかしたら…お主のその炎が答えなのかもしれん。」
貴「！！…それはオレが…生命エネルギーを波動に変換せず、そのまま放出できる体質だということ…？」
タルボ「その可能性が高い。
全ての波動の源たる生命エネルギーをそのまま使用するからこそ、お主はどの属性でも使うことができる。
14色の炎も、誰も知らぬはずの黒色もな。」
貴「なら、オレは…全ての属性の波動を持っているのではなく『どの波動も持っていなかった』からこそ…15の属性が使えたってことですか？」
タルボ「そういうことになるかのう。
そして、究極の死ぬ気の炎に似た透明な炎は…波動に変換されなかった生命エネルギー。
全ての炎の源が、お主の意志に従って見えざる炎として発現したのじゃ。」
貴「…その説が本当なら、理屈は通りますね。」
虹と夜を使う条件が生命エネルギーを炎として放出できる人間なのだとしたら…オレしか選ばれなかった辻褄は合う。
きっと透明な炎が使えるようになった理由は…シモンとの戦いで虹のリングを受け入れ、夜のリングのことも受け入れたから。
どちらにも1度強く同化したからこそ…オレの本来の属性が引き出された。
タルボ「生命エネルギーはどんな特性を持つ炎にも変化する。
調和させ、人を惑わし、物理法則を変え、世界線を超えて特定の者を移動させることもできる。
もちろん、他者を癒すことも自分の肉体を強化させることもできるじゃろう。
つまり生命エネルギーそのものと究極の死ぬ気の炎はよく似ておるということじゃ。」
そうか…だからクロームちゃんの炎におしゃぶりは共鳴したんだ。
ん…？
それじゃあ、あのおしゃぶりの泉には生命エネルギーが溶けてたってことか。
だとしたら、何の生命エネルギーが…？
そのとき、オレは屋敷の外に人の気配を感じて立ち上がる。
貴「！」
貴(バミューダか？
撒いてきたつもりだったが…長居しすぎたか。)
素早くVGを装着するが、殺気は感じない。
タルボ「…ふむ、客のようじゃの。
お主は隠れておれ。」
貴「？」
タルボさんの指示通り隣の部屋に隠れると、庭に面した障子を開けて入ってきたのは…
ツナ「失礼します！」
貴「！」
帰路に着いたはずのツナの姿だった。
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らっく(プロフ) - 次は8に行きます！ (2017年7月16日 15時) (
レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ゆっくりノワールさん» コメントありがとうございます。なんとか7月には終わらないかなーと思っているので、なるべく頑張ります！ (2017年7月16日 15時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール - ゆっくり頑張ってくださいね！更新。 (2017年7月16日 0時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ロンさん» コメントありがとうございます！テスト期間に入りましたので更新まちまちになりますががんばります！ (2017年7月15日 16時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ロン - 本当にこんなに面白い話初めて読みました！！続きが気になって仕方がありません！！これからも応援してます！更新お願いします！ (2017年7月12日 0時) (レス) id: a6e071bbae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2017年7月1日 18時
