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貴「タルボさんは、この属性が何かご存知ありませんか？」
タルボ「…透明な炎の属性というのはわからぬ。だが、それに近いものは知っておるのう。」
貴「！…その、近いものというのは…？」
身を乗り出して尋ねるAにワシは静かに答えた。
タルボ「それは『究極の死ぬ気』の炎じゃよ。」
貴「…究極の、死ぬ気？」
タルボ「そうじゃ。迷わず、恐れず
全ての細胞が死を覚悟した者だけが到達できる極地。
死ぬ気を超えた死ぬ気になれる者だけが出す炎に、お主のいう透明な炎は似ておる。
死ぬ気弾を使うリボーンもその存在はもちろん知っておるじゃろう。」
貴「！…なら、リボーンさんがオレと戦うのを諦めたのは…」
タルボ「うむ。お主がその究極の死ぬ気の炎に似た属性を出したことを知り、今の沢田綱吉の死ぬ気では勝てぬと判断したのじゃ。
お主の本来の属性が究極の死ぬ気の炎に近いものであるというのなら、『他者を救いたい』と思うお主の想いに炎が反応し、仲間の傷を癒したり急激に強くなった理由も頷ける。」
そこまで聞いた花村Aは、考え込むように口元に手を当てて少し口を閉ざす。
そして…すぐに新たな疑問を口にした。
貴「オレの本当の属性が『究極の死ぬ気』の炎だとしたら、少しおかしいところがあります。
まず第1に、その属性がオレにしか扱えないわけではないということ。貴方やリボーンさんが『究極の死ぬ気』の状態を知っているのは…過去に何人かがその域に達していたからでしょう。
それに実際、この炎を今回の戦争で使った者もいる。
クロームちゃんが使用しているのをオレは目の前で見ました。」
そう言ってAが話したのは、数時間前に終わったばかりの公園での戦い。
戦士となったクローム髑髏は自覚もないままにその炎を出し、僅かながらに夜のおしゃぶりと共鳴したという。
貴「使用できる者がこれだけいるのに、なぜこの２つのリングに選ばれた者が過去にいなかったのかが疑問です。
それに…なぜ究極の死ぬ気の炎がおしゃぶりの泉に溶け込んでいるのでしょう。」
要点をまとめ、２つの質問をする少女にワシは自分の憶測を返す。
タルボ「言ったじゃろう。
お主の炎は究極の死ぬ気の炎と『似ている』と。
だが、炎を出すための条件がお主と他の者では違うのじゃ。」
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らっく(プロフ) - 次は8に行きます！ (2017年7月16日 15時) (
レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ゆっくりノワールさん» コメントありがとうございます。なんとか7月には終わらないかなーと思っているので、なるべく頑張ります！ (2017年7月16日 15時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール - ゆっくり頑張ってくださいね！更新。 (2017年7月16日 0時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ロンさん» コメントありがとうございます！テスト期間に入りましたので更新まちまちになりますががんばります！ (2017年7月15日 16時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ロン - 本当にこんなに面白い話初めて読みました！！続きが気になって仕方がありません！！これからも応援してます！更新お願いします！ (2017年7月12日 0時) (レス) id: a6e071bbae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2017年7月1日 18時
