標的234 ページ47
主人公side
貴「…炎真？」
炎真の声が聞こえたような気がして、オレは椅子から立ち上がりつつ振り返る。
けれど、病室にはオレと山本の気配しかしない。
貴(…気のせいか。)
そう思い、座り直そうとしたその時…
オレの視線の先で個室の扉が乱暴に開かれた。
貴「！？」
そこに立っていたのは…黒曜にいるはずのあの2人。
犬「花村、見つけたびょん！」
千種「…犬。静かにしないと、追い出されるよ。」
貴「犬…千種…なんでお前らがここに？」
騒がしく部屋に入ってきた2人に歩み寄ろうとするが…オレは無意識に足を止める。
貴「…殴りにでも来たのか？
クロームちゃんを助けなかったオレを。」
うつむきながら…自虐の言葉を呟く。
黒曜の大切な仲間であるクロームちゃん。
そんな彼女を助けなかったオレを、2人はきっと怒っているのだろう…。
しかし、そんな予想とは裏腹に
犬と千種の態度はいつも通りだ。
犬「んあ？
なんれ俺たちが、アホ女のことでてめえを責めるんら？」
貴「え…？
だ、だって…オレは、あの子を助けられたのに…」
千種「…クロームが連れて行かれたのは、本人の力不足だ。
戦意を喪失していた花村を責める理由も、必要もない。」
貴「…じゃあ、なんでお前らはここに…？」
困惑するオレの瞳を千種が眼鏡越しに見つめる。
そして、意を決したように頭を下げた。
千種「…クロームを、助けてくれないか。」
貴「…え、」
思わず言葉に詰まるオレに、千種が続ける。
千種「クロームは、骸様にとって大切な器。
…幽閉中の骸様と我々が接触するために、クローム髑髏は欠けてはいけない存在なんだ。」
貴「でも、クロームちゃんはツナ達が助けに…」
犬「VGを覚醒させたのがたった4人しかいねーのに、シモンに対抗できるかわかんねーらろうが！」
大声で反論する犬の頭を千種が掴み、その頭を無理やり下げさせる。
千種「奴らがわざわざクロームを連れて行ったのは…恐らく理由があるからだ。
クロームか…骸様を利用しなければならない理由が。」
貴「！…利用、する…？」
ジュリーがクロームちゃんを連れて行ったのは、奴の女への惰性かと思っていたが…
もし、違う理由があるとしたら…？
そんな可能性に、オレは今初めて気づかされた。
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レナ(プロフ) - 沖縄来て欲しいですけど、絶対に無いしー！(´；ω；｀) (2016年8月9日 23時) (
レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ほら、ここからの内容ってシモンリング覚醒までの日にちと誰と誰がたたかう時かを確認しながらやらないといけないからめんど……大変なんですよね (2016年8月9日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 今日更新しようしようと思ってたけどずっと観光しててかけてないっす…また今度… (2016年8月9日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 俺も四国だからだいぶきついけど沖縄もっときついですよね…。 (2016年8月9日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 雲雀さんは近藤さんじゃなきゃダメですよね！僕沖縄だから行けないんですー泣 (2016年8月8日 22時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年8月3日 10時
