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Case.1 出会 ページ2

_金曜の夜9時
それは平日で1番幸せな時間だ。
仕事が普段より早く終わりほぼ定時で家に帰ることが出来た。

学生の時はSNSで辛い社会について嘆いている大人を見て「こんなブラック企業に入ったらどうしよう」とか
「まずまずちゃんと暮らしていけるのか」
とか色々考えていたが、思ったよりは平和で普通な生活を送れるようになり、凄く安心したのを覚えている。
所謂"ホワイト企業"に入社出来た。
何かを相談出来る友達も居る。

それに…今日は最近出たアイスの新作をテレビを見ながらだらだら食べる、という私の中で最高の生活をしている。

「ずっとこんな暮らしが出来たらいいな…」そう思った。


お風呂に入り着替えた頃には時計の短針は11時を回っていた
寝落ちしながら見る最近話題のアニメやドラマをサブスクで探していると…

ピンポーン

チャイムが鳴った。「こんな時間に誰が?」と思いつつ手に持っていたタブレットを置き、玄関に向かった。

覗き穴を覗くが暗いので良く見えない。まあ急に凸してきた友達だろう、と思いドアを開けた。

「あ…夜分遅くにすみません。私、鶴見組の月島と言います…」
『???????』

私にとっての平和な暮らしはすぐに失われた。

なんでも話を聞くと暫く会っていない父が鶴見組に借金をしたらしい。それで逃げて行方不明なので一人娘の私が肩代わりにされた、と。

『な…るほど、それで私に伝えに来てくださったと…』
「はい。すみません、こんな夜になってしまって…その、怖い…ですよね?夜遅くにこんないかつい顔の男が訪ねて来るの」
『ま、まあ…。でも、月島さんは丁寧に話してくださるので襲われはしないだろうな…という安心感はあります』

実際よく見たら結構タイプだった。感情を出さない顔、低く心地よく耳に響く声、そしてスーツに隠れているが相当付いているであろう筋肉。その全てが好みだった。

「そ、そうですか…」

『はい…』

暫くの沈黙。めちゃくちゃ気まずい。

「それで…借金のことですが…」

『あ、はい…』

どこかに売られるか?それとも売買より辛い目に会うか?

「あの…普通だったら何をしてでもお金を返してもらうところなんですが……その、貴女に好意を持ってしまいまして…お金を返してもらうか、私の物になるかで選んで下さい…」

そんなセリフに展開、売れない漫画でしか見た事ないぞ。…だが、生きていくためには選択肢はひとつだった。

『あ…えっと、では、月島さんの物になる方向で…』

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音無(ねむ)(プロフ) - いぬさん» わーい😆更新楽しみに待ってます! (2月9日 17時) (レス) @page5 id: bf3f9228d7 (このIDを非表示/違反報告)
いぬ(プロフ) - 音無(ねむ)さん» コメントありがとうございます!普通に夢小説書いてると途中で正気に戻っちゃうのでぶっ飛びしか書けないしぶっ飛びが好きです!最近他ジャンルに浮気気味で更新していなかったんですがこれからちょっとずつ更新しようと思います!ぜひぜひお待ち頂けると嬉しいです!! (2月9日 16時) (レス) id: 1b513dddea (このIDを非表示/違反報告)
音無(ねむ)(プロフ) - コメント失礼します。……初っ端からぶっ飛んでめっちゃ私好みです!!!893パロ好きです!!ニヤニヤしながら読ませてもらってます!!更新頑張って下さい!! (2月8日 19時) (レス) @page5 id: bf3f9228d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いぬ | 作成日時:2023年4月20日 22時

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