14話 ページ15
side you
ゾムと料理を平らげた後、一人ずつ起こして水を飲ませ、部屋に送り届けてから自分の部屋に戻った。
箪笥から寝間着を取り出して、俺は風呂に入りに行く。
行く途中でひとらんと会い、少し雑談をしてから別れた。
.
.
『ふぅ…』
髪と身体を洗ったあと、肩までしっかりと湯船に浸かる。
浸かると同時にドアが音を立てた。
ドアの方を見れば、オスマンがいた。
バッチリ目が合い、俺がふいっと目を逸らすと笑われた。
いつもは後ろで緩く結っている髪を下ろすと女性にしか見えないオスマンに小さく、んー…。と唸っていると、
os「今何思ってるかは知らないけど、失礼なこと思ってたら…、分かっとるよな？」
いつもより幾らか低いオスマンの声に喉から"ﾋｭｯ"と音が出る。
そして切り替えて鼻歌を歌いながら、髪を洗っているオスマンに恐怖を感じる。
os「A」
『んぁ？』
俺は、非常に間抜けな声を出し、オスマンに返答した。
…後々イジられるやつだな。と思いながら繋がれる言葉を待つ。
os「…偶には俺らのこと、ちゃんと頼ってな。"あの時"みたいにずっと守られとるわけにはいかないから。」
『おう。』
俺はオスマンの含みのある言い方に笑いながら、しっかりとした声で返答をした。
『オスマン』
os「ん？」
俺は、両手でお湯を掬ってわざと音を立てて零してから
『俺、ここに来れて良かったわ。』
と言う。
何処か寂しそうに聞こえるかもしれないが、全くそんなことない。
os「…え？？？」
オスマンが、えっ。Aがデレ…て…。えっ？と混乱して居るのを横目に、理解力が高いオスマンを混乱させられたことに嬉しさを覚え、つい笑い声をあげてしまった。
os「…A、俺が出るまで出たら駄目やからな。」
…どうやら俺はオスマンを怒らせてしまったらしい。
.
.
『長くないか？』
色々と終わらせ、オスマンが湯船に浸かったのは俺がオスマンを怒らせてから20分程度経った頃だった。
os「自分でも自覚しとるけど、ケアせんと傷むんやもん…。しゃーないやん？」
『いや、俺じゃなかったら逆上せてるからな？』
そう言うと、逆に何で逆上せないん…？と奇妙なものを見る目で見られた。
os「Aって逆上せたことあるん？」
『あるけど？』
os「いつも逆上せずに出てくるから逆上せないのかと思っとった」
んな訳ないやろ。と言うと人間やからなぁ。なんて返ってきた。
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かれーるぅ。 - 神作品をありがとうございます！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？病帰様！ (7月30日 6時) (
レス) @page25 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
澪夜(プロフ) - 三日月さん» 結婚…。それができる歳になっていたら考えましょうかね。作品を見てくださりありがとうございます。頑張ります (2022年5月1日 19時) (レス) id: 18b1647a7b (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - あっ、、、好きです！結婚してくださ(((((ﾊﾞｶﾔﾛｳ 更新頑張ってください！ (2022年5月1日 19時) (レス) @page17 id: 918b15eb68 (このIDを非表示/違反報告)
澪夜(プロフ) - ちーずたわーさん» 作者なので異論は俺が認めます。俺は、天才ではなく天災です。更新頑張ります (2022年3月19日 9時) (レス) id: 18b1647a7b (このIDを非表示/違反報告)
ちーずたわー - ．．．．．．．．．．天才ですか？天才だわ。天才ですね。←異論は認めません←調子乗りましたすみません。更新頑張って下さいm(_ _)m (2022年3月19日 0時) (レス) @page4 id: be110f4d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病帰-yamiki- | 作成日時：2022年3月18日 5時
