【男主】代表取締役のお兄様【kgm】

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　加賀美ハヤト🏢
　今年もお母様に撮って頂きました😊！！
　気付けばあと一週間で誕生日なのですね😌
　兄様、何故私をジト目で私を見るのですか…！？
　可愛いだけですよ😌
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にじさんじ公式🌈🕒
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「兄様、二度目のトレンド入りですよ」

兄様のスマホでトレンドを見ながらそう言えば、兄様は『嬉しくねぇよ』と返してくる。

「ふふ、兄様は可愛いですね」

昨日の甘えた期と言い、今日の拗ねた兄様と言い、兄様は本当に毎日可愛い。
何十年も一緒に居たから分かる兄様の柔らかい雰囲気に笑い、スマホを返す。

「でも、私の兄様なのに潜在株主の皆さんも兄様と呼ぶのは嫌ですね。私だけの兄様と分かる呼び方無いですかねぇ」

『潜在株主に変えてもらえばいいだろ』

「それもそうですね。何て呼んでもらいましょうか」

うーん。と2人で考え込むが、何も思いつかず。

『ロシアンブルーしか思いつかねぇ』
「兄様=ロシアンブルーという思考しかないです」

どうもその意識が定着し過ぎている。
ロシアンブルー以外何も思いつかない。

『…あ、鬼って呼ばれてた時期もあったな』

「鬼い様、ってことですか…！？」

『は？』

あ、伝わらなかった。

「うーん……兄様の渾名…」

兄様を見れば、スマホを見て『ハヤトはこんな渾名があるんだな』と言っていた。

「…兄様非公式wikiを見てますね！？」

『いや、非公式wikiも見てたけど載ってなかったから聞いた』

そう言われた瞬間私は兄様からスマホを取り上げて画面を見た。
そこには見慣れた名前とアイコンのあの人。
私が教えたわけでもなければ、本人から兄様のアドレスを教えてほしいと言われたわけでもない。

「何で社さんの連絡先持ってるんですか！？」

『飲んだ先で偶然会っただけ』

「そんな奇跡あってたまるか！！！」

兄様のスマホを握り締めながらそう言えば『壊れるだろ離せ』とスマホを取り返され、握り拳を作る。

「社さんだけ騒がないと思ったらそういうことか…！！」

社さんは、兄様の存在をだいぶ前から知っていた事になる。
何故言ってくれなかったのか。

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