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CMS組で集まって今年の目標立てよう!!という話になり、集まった本社。

目標も立て終え、さぁ帰ろうという時に「あ、ちょっと待って下さい」と社長に引き止められた。
社長はカバンの中身から何かを取り出し、私たちに見せてくる。

「兄さんがお二人が高校生くらいだと知って持たされまして…」

そう言う社長の手には、可愛いゆるい龍が描かれたポチ袋。
それより厚みが気になる。何でそんなに厚いの。

「お年玉〜!?嬉しい!!」

「え…これ良いの…?」

「受け取らないと私が兄様に言われるので、受け取っていただけるとぉ…」

そう言う社長におずおずと受け取り、ポケットにしまい込む。

「兄さんがすみません…」

申し訳無さそうにしている社長に首を振って「まぁ、少し困惑したけど社長よりも歳上なんだもんね」と返す。
その時ふと思ったのか、さっきまではしゃいでいたれながハッとして止まった。

「そう言えば…お兄さんって何歳?」

「兄さんは…これ言って大丈夫かな」

「え、40とか…?」

「いや、全然30後半でも無いですけど」

「え、社長とだいぶ近いってこと?」

「そう…ですね。私と兄さんは年子なので」

としご?と2人で首を傾げると「連続した年に同じ母親から生まれた子たちのことです」と説明してくれた。

と、いうことは…。

「「33!?」」

「あ、まぁ…そうですね。だけど、私をと兄さんが同い年のときもありますよ」

「社長も32歳なのに、お兄さんも32歳になるの?」

「良くわからない…」

「ええと…。兄さんも12月生まれなんですけど、兄さんが11ヶ月のとき私が生まれまして。だから、私の誕生日から兄さんの誕生日までの期間は同い年なんです」

ほうほう、と学んだところで椅子を立ち、社長に「お年玉有難うございました、って伝えておいて下さい」と言う。
社長は、相変わらずの物腰で「はい、分かりました。伝えておきます」と言った。

その言葉を聞いてから会議室を出て、れなと廊下を歩く。

「…お年玉、いくらなんだろ」

「冷静になってこの厚みのおかしさに気付いた」

「遅くない??」

「…ちょっと確認してみる?」

「そ、そうだね。もしかしたらお遊びが混じってるかもだし!」

そう言って休憩場所のような所で立ち止まり、テーブルに座ってお年玉を取り出す。

「い、いっせーの!」

ポチ袋から取り出した紙の感触や色味がガチのお金で「あ、終わった」と察し、思わずツイートした。

ちなみに、1万が全部千円で入ってた。

【切り抜き】兄様の声が防音室を貫通するという事件に遭う社長と潜在株主【加賀美兄弟/2j3j】→←【切り抜き】初詣で奇跡的にROF-MAO(+お兄様)が揃い、お兄様の車にROF-MAOで乗った話【2j3j】



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書籍姫(プロフ) - わぁ...好きです...応援させていただきます!! (11月18日 19時) (レス) id: b249051f78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:病帰-yamiki- | 作成日時:2023年11月17日 4時

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