【名探偵コナン】アンパサンド[赤井秀一] (ページ5)

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バ「まぁこの組織にいる以上同じ穴の狢、という考え方は分からなくもありませんけど。でも貴方、今の嫌われるって分かってて態とやりましたよね?懲りるという事も覚えた方が良いのでは。」

『ご忠告どうも。…バーボンって優しいよね。』

バ「嫌味を言ったまでです。」

『素直じゃないなぁ。』

(ま、…そういう所に好感が持てるんだけど。)

バボ「それより、さっきの資料、ちゃんと隅から隅まで見ましたか?貴方の場合、特に必要になるんですから。」

『勿論、分かってるよ。それに、一度見たら大丈夫。』

ふふん、と鼻を鳴らして笑みを浮かべる。

バ「…ホント、その記憶力だけは尊敬しますよ。」

『エッ、バーボン、今私の事褒めた?!』

バ「だけは、ですから。勘違いしないで下さい。」

顔を近づけると、バーボンは掌で「近寄るな」とガードしてきた。

『はいはい、分かってますよー情報収集力と洞察力に優れた探り屋さん。』

自身の目的地に辿り着いたバーボンは、ドア前で立ち止まる。

バ「僕は此方で待機しつつ、情報を伝えます。…では。」

言いながら部屋に入り、静かに扉を閉めた。

『頼りにしてる。』

そう言って、部屋の前を通り過ぎた。