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「もうすぐホグワーツ最寄り駅に着きます。荷物は急行の中に置いたままにしてください。降りる準備をしてください。」
アナウンスが流れた。
「ついにホグワーツね！ああ、楽しみだわ！」
パドマが言う。
「ホグワーツってお城よね！ああ、お城での生活……！」
パーバティが夢見がちに言った。
列車が減速し、やがて止まる。
ぞろぞろと生徒が降りていく。
「A、降りないの？」
ハーマイオニーがいつまでも座っているAに言った。
「今は混んでるから最後に降りるよ。先に降りといて。」
Aは答えた。
「ふーん。わかったわ。また後でね。」
ハーマイオニーは人混みの中に入って行った。
やっとのことで人が少なくなる。
Aは一番最後に列車から降りた。
「イッチ年生、イッチ年生はこっち！全員おるか？」
大男、ハグリッドが1年生を集めていた。
「全員揃ったようだな。んじゃ、行くぞ！」
ハグリッドは歩き出す。
暗い小道を抜け、湖のほとりに出た。ホグワーツ城が見え、全員が歓声を上げる。
「ほんじゃ、4人ずつボートに乗ってくれ。ああA、おまえさんは俺のサイドボートに乗ってくれ。」
どのボートに乗ろうか考えているAに、ハグリッドが言った。ボートはあまり大きくないのでどうしても膝同士が触れてしまうのだ。
「お言葉に甘えて。」
Aはハグリッドの隣の1人用のボートに乗った。
「よーし、では、進めぇ！」
ハグリッドの掛け声と共にボートは水面を滑り出した。
「おまえさん、悪いがボートを降りたら他のボートに落し物がないか確認するのを手伝ってくれんか？」
ハグリッドが言った。
「もちろん。」
Aは頷いた。
蔦のカーテンをくぐり、船着場に辿り着いた。
ボートから降りたAはハグリッドとは反対の方からボートに忘れ物がないか確認していく。
(あれ？あれはトレバー？)
「ハグリッド、なんかヒキガエルがいるんだけど。」
ボートの淵に乗っているヒキガエルを見てAが言った。
「ん？ありゃ、誰のかいな。」
ハグリッドはヒキガエルを捕まえるとポケットを探っているネビルの元に向かった。
「ほい、おまえさん。これはおまえさんのヒキガエルか？」
ハグリッドが言うと、
「トレバー！」
ネビルは嬉しそうに手を差し出した。
少し城内を進み、大きな扉の前に辿り着いた。
「全員おるな？おまえさんはちゃんとヒキガエル持っとるな？」
ハグリッドはそう言うと大きな扉をノックした。
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絶対女王 - まあ…おもしろいわね*・-・* (2017年8月30日 19時) (
レス) id: 90241a2699 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ(プロフ) - ありがとうございます！ (2017年5月3日 15時) (レス) id: a66d03cf58 (このIDを非表示/違反報告)
レイア - とても面白いです。これからも頑張ってください！ (2017年5月3日 15時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - 続編おめでとうございます！通知が来てとても嬉しかったです。アドバイスなのですが、改行を増やして見てはどうでしょうか？見やすくなります。更新応援しています！頑張ってください！ (2017年4月1日 17時) (レス) id: 382819f370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルズ | 作成日時：2017年4月1日 14時
