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ビーンズの味当てっこを楽しんでいると、突然ネビルが悲鳴のような声をあげた。
「どうしたの？いきなり。」
ハーマイオニーがネビルに聞く。
「トレバーがいなくなっちゃった。さっきまでポケットにいたのに！」
ネビルの顔に縦線が入って見える。
「とりあえず見る限り、このコンパートメントにはいないみたい。」
パドマやパーバティが机の下や椅子の隙間を覗き込んで言う。
「探しに行きましょう！ネビル！。」
ハーマイオニーが言った。
「ネビル達は、先に探しに行って！私たちも着替えたら一緒に探すから。」
パドマが言った。
「わかった。じゃあ、先に探しに行くね。」
ネビルとハーマイオニーはコンパートメントを出て行った。
着替えていなかったパーバティ、パドマは着替える。(注:ハーマイオニーとネビル、Aは急行に乗った時から制服姿である。ホグワーツへ、第2話参照)
パーバティ達が着替えている間に、Aはコンパートメントの中をもう一度よく探す。
だが、トレバーの姿は見当たらない。
「あ、荷物番どうしよう。盗るような人はいない、と思いたいけど……。」
先に着替え終わったパドマが言う。
「そうね、トレバーも帰ってくるかもしれないし。Aはここに待機してて。」
ネクタイを結び終えたパーバティが言った。
そして2人はコンパートメントを出て行った。
「フゥ、疲れた……。」
Aはグッタリと脱力する。
ずーっと人が隣にいる、ということが普段ほとんど無いため、非常に疲れる。
列車が揺れる度、パドマと肩が触れないかビクビクしていたのもあるだろう。
(この状態で、学校生活は大丈夫かな……。)
ハァ、とAはため息をつく。
不意にガラッとコンパートメントのドアが開いた。
「ハリー・ポッターがどこにいるか知らないかい？」
顔を覗かせたのは、金髪オールバックの男の子だ。おそらく同じ新入生だろう。後ろに2人ほど、巨漢の男の子を連れている。
「知らないけど。」
Aは答えた。
「君、日本人かい？」
直ぐにコンパートメントを去るかと思いきや、金髪オールバックの男の子はAに話しかけてきた。
「ええ。日本人だけど、何か？」
Aが答えた。
作者より
やっとトレバーが逃げ出しました。
ちょっとずつ物語が原作に入っていきます。
ちなみにAは食べ終えたお弁当を、魔法陣で家の流し台へと送り、式神が家の食器と一緒に洗っています。
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絶対女王 - まあ…おもしろいわね*・-・* (2017年8月30日 19時) (
レス) id: 90241a2699 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ(プロフ) - ありがとうございます！ (2017年5月3日 15時) (レス) id: a66d03cf58 (このIDを非表示/違反報告)
レイア - とても面白いです。これからも頑張ってください！ (2017年5月3日 15時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - 続編おめでとうございます！通知が来てとても嬉しかったです。アドバイスなのですが、改行を増やして見てはどうでしょうか？見やすくなります。更新応援しています！頑張ってください！ (2017年4月1日 17時) (レス) id: 382819f370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルズ | 作成日時：2017年4月1日 14時
