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｢渋谷さん…｣
久しぶりに聞いた大倉の“渋谷さん”も、久しぶりに見た大倉の顔も、どうやって聞いて、見たらいいんか分からんかった。
一瞬狼狽えた大倉は、焦ったように部屋に戻って仮眠室の布団を整え始めた。
｢…あのっ、ごめんなさい。体調悪いとかやなくて、ちょっと休憩してただけなんで、もう戻ります。お昼休みもうそろそろ終わりますもんね｣
一度目が合ったきり俺の目を見やへんと喋る大倉に不思議なイライラが募る。
｢…飯は｣
｢…も〜丸ちゃん心配しすぎやって。今日は朝ごはん食べすぎてお昼抜くんやって何回も言ってるやん｣
話し掛けたのは俺やのに一切俺のことを見やんのも、まるで俺がおらんみたいに丸山に親しげに話し掛けるのも気に食わん。
｢おい、大倉｣
｢…いやっ｣
さっさと部屋を出ようとした大倉の腕を咄嗟に掴んだら、思い切り振り払われる。
呆然とする俺を見たら、大倉はハッとして丸山の後ろに隠れる。
｢ご、ごめんなさいっ…すぐ戻るから先帰ってください…｣
｢…は？｣
自分でも驚く程低い声が出て、部屋中がシンと静まり返る。
｢どういう意味やねんそれ｣
あの日と同じ。
大倉と丸山が食堂に居るのを見た日と同じ黒い感情が湧き出るのが分かった。
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神流(プロフ) - yume.no.さん» コメントありがとうございます！続編でも楽しんでいただけるように頑張ります！ (2018年6月14日 22時) (
レス) id: 04abcd0b9d (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - (名前)ゆーきゃんさん» ありがとうございます！従順わんこは、大学生の間に出来上がっておりました...笑 踏み込んだイチャイチャ...書けるように頑張ります！書きたい踏み込んだやつ書きたい…！笑 (2018年6月14日 22時) (レス) id: 04abcd0b9d (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - はじめまして♪このお話大好きで更新されるのを楽しみにしていました！！終わってしまったときは寂しかったですが、本編後の話も見られるということでとても嬉しく思っています！また楽しみにしてますね♪ (2018年6月11日 19時) (レス) id: 716f977705 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆーきゃん(プロフ) - 神流さん» 「始まりの日」読みました！大倉くんの一目惚れだったとは、、、意外でしたー！だからあんなに従順だったのね笑 続編、嬉しいです！楽しみに待ってます！二人のもうちょい踏み込んだイチャイチャとか、期待していいですか？！ (2018年6月11日 19時) (レス) id: 9b0edcc515 (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - (名前)ゆーきゃんさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。終わっちゃいました…作者ながら自分が悲しくなってしまい、続編を作成するに至りましたので、楽しみに待っていただけたらとても嬉しいです(^^) (2018年6月11日 17時) (レス) id: 04abcd0b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神流 | 作成日時：2018年4月30日 17時
