IX ページ10
「まーしぃ、私は嘘に疲れちゃったから。ゴメンね。でも私は嘘でも幸せだったよ！」
「A待って！」
「待つ。って言ったらまーしぃは幸せでしょ？嘘は周りの人も幸せに出来るから！」
「さようならまーしぃ。幸せになってね。
少なくともまーしぃと居る時は嘘なんてなくても幸せだったよ。ありがとう。大好き」
重力に従って私の体は落ちていく。
嘘にまみれた道を歩んできた私には、本当の幸せは分からなかったな...
これも嘘かな。まーしぃと居た時は本当に幸せだったんだ。少なくとも、なんて要らない。本当に楽しかった。本当にまーしぃが好きだったんだ。
あんなにあんなに優しくて。
笑顔が周りの人も笑顔にさせる事が出来て。
自分が苦しくても周りを最優先して。
知ってる。前に子供が転んでアイスを落とした時、自分が何時間も並んで買ったスイーツを代わりにあげていた事。
いつからだろうね。必然と、私はまーしぃに惹かれてたんだ。
「もっと、まーしぃの笑顔見たかったなぁ...」
そう呟くと同時にプツリ、と切れる音。人間は死んでも聴力だけは最後まで残るらしい。私にも聞こえた。まーしぃから私への、最期の言葉。
「俺も、Aと居た時は幸せだったで。俺も大好き。ありがとうな。」
きっと、涙を流しながら頑張って笑顔作って叫んでいたんだろうな。
ありがとう。ありがとう。ありがとう...！
まーしぃ、私の方こそありがとうだよ。
私の人生は、裏切られて、勝手にどんどん去っていかれて....幸せなんて分からないものだったんだ。
でも、そんな私の人生を照らしてくれたのはまーしぃだったんだよ。
まーしぃの“大好き”は私の“大好き”と同じものかな？
友情感情とは違う“大好き”だったら、私はとってもとっても嬉しいな。
幸せになって
▽
真っ白な世界。辺り一面何にもない。
ぼーっとしていると、ふわっと何かが降ってきた。
丁寧に拾いあげたそれは、ピンク色のカーネーションとコチョウラン。
ふふっと笑みが零れる。
あと何十年かしたら、伝えられるかな。
私も_____。
END
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こんぶ(プロフ) - yukiさん» 羨ますぃ…(´･ω･｀) (2018年3月5日 6時) (
レス) id: bab35d6b03 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - こんぶさん» 私は花粉症じゃないので大丈夫です！←謎の自信 (2018年3月4日 21時) (レス) id: 3ec2ac3674 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶ(プロフ) - yukiさん» 去年買った花粉症用眼鏡は全く歯がたちませんでした。それどころか私眼鏡かけるとなんか鼻の上？がむず痒くなるんですよ(泣)yukiさんも気を付けてください！←だからどう気を付けろと (2018年3月4日 11時) (レス) id: bab35d6b03 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - こんぶさん» 花粉凄いらしいですね... 花粉には気を付けてください！（どう気を付けろと） (2018年3月4日 6時) (レス) id: 3ec2ac3674 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶ(プロフ) - yukiさん» 最近は花粉の季節ですね。←唐突）私花粉症なので唾じゃなくて鼻水だったのかもしれません。←あ、ちなみに今これ書いてるときもくしゃみ二連発でましたありがとうございます。← (2018年3月3日 23時) (レス) id: bab35d6b03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUKI x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b722b48c3b1/
作成日時：2017年9月30日 6時
