白龍の里3 ページ10
ヨナ「白…龍？大丈夫？」
白龍「はい…私は古より受け継がれし白き龍の血を引く者お待ちしておりました我が主よ」
白龍と村人が土下座する
ヨナ「主？なんのこと？」
「おめでとうございます！白龍様！ようやく我々の王が現れたのですね！」
ハク「姫さんが王なんだとよ」
A「初代緋龍王と重ねているのでしょうか…」
白龍「我が主よ宜しければお名前を」
ヨナ「ヨナ…」
白龍「ヨナ…様」
ヨナ「貴方綺麗ね」
白龍「とんでもありません！ヨナ様の方が神々しいお姿で…」
ヨナ「あらやだー私貴方の王でも主でもないわよ
私は自分と仲間達を守る為に神の力を欲しがる不届き者」
ユン「ちょ！黙っとこうよ！そういうことは！」
ヨナ「他の3人の龍も手に入れようと旅をしているの最初に貴方の力を借りたい…いいかしら？」
白龍「光栄の極みにございます貴方が誰であろうとどんな目的があろうと
私は今から貴方の龍です私の中の血がそう告げているのです
私は直ちに旅立つ！我が主と共に！」
「はっ！」
コンコン
ハク「失礼」
A「お邪魔しまーす」
白龍「無礼者！白龍の城に無断で上がり込むとは！」
ハク「あ〜わりぃわりぃ旅に役立ちそうなもん探しに来たんだが…何かある？」
A「ハク…これは？いいんじゃないですか？」
ハク「いやいや要らないだろ」
A「え〜そうですか？」
白龍「ん〜〜〜〜！ほれ！」
袋の中には沢山の硬貨が入っていた
A「沢山入ってますね」
ハク「気前いいね〜白龍様」
白龍「これを持って里から去れ」
ハク「は？」
A「え？」
白龍「これまでご苦労これから先 姫は私がお守りする故 帰って良いぞ」
ハク「あ！？」
A「ハク…私キレそうなんですが…こいつ私が熱を抑えた恩を忘れてるみたいですね
処していいですか？」
ハク「初めてお前と意見があったな…イイぞやれよ」
白龍「頼んだ覚えはない！」
A「こいつ殺す」
ユン「あっ戻って来た ん〜？なんかすっごい雲行き怪しいよー？」
ヨナ「どうしたの？」
ハク「姫さんコイツは駄目だ他を当たろう」
A「ハクの意見に賛成ですこんな白髪に力を借りる必要なんてないです」
白龍「な！？白髪だと！？神聖な龍の髪を白髪だと！？姫様！
なんでこんな粗暴な者達が護衛なのですか！？」
ユン「何があったのさ？」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月26日 21時
