白龍の里1 ページ8
ユン「ねぇ！ちょっと！出してくれない！？
いくら俺が美少年だからって檻に入れるなんて
悪趣味！言っておくけどこの美貌は天に愛されてるんだからね！
俺に何かあったら天罰下るよ！」
「天罰は我が龍がお決めになる事だ」
こいつらやっぱり龍の血を持つ一族
さてどうやって抜け出すか
お姫さん達捕まったりしてないだろうな？
「あ〜左に見えますのが白龍様の〜」
ユン「ブフォ！ちょっと！何ぶらりと龍の里巡り！？」
ヨナ「あ！ユン元気？」
ユン「元気に縛られてるよ！」
「これはお連れ様にご無礼を これ出して差し上げなさい」
「しかし…」
「赤い髪のお客様だそ？？」
「しっ失礼しました！」
ユン「なんなの？」
ハク「分からん姫さんを見た時手の平を返した様に…」
A「いえ……姫様というより赤い髪…らしいですよ」
「ご無礼をお許しくださいここは神話の時代より
戦乱の後役目を終えた四龍の1人
白龍様が流れ着いた場所これまで白龍様の力を
手に入れようとする不届き者を我々は全て排除してきました
白龍様を守りその血を次に渡していくことが我一族の使命であり誇り
よそ者を安々とこの地に入れる訳にはいかないのです」
ハク「アンタラの事情は良くわかっただが…何だこれは」
ヨナ達を囲む村人達
ハクはヨナをお姫様抱っこした
触らせないようにするためだ
「赤い髪だ！」
「何て美しい！」
ヨナ「ハク！A！聞いた!美しいって！」
ハク「髪がね……痛！」
Aがハクの頭を叩いたのだ
A「すぐに姫様に失礼な事を言わないでください不愉快です」
ハク「お前〜自分が言われないからってひがむなよ」
A「な！？ひがんでません！このクソ変態雷獣いつまでヨナ様を抱っこしているつもりですか！？」
ハク「何でそんないきなり毒舌なんだよ」
ユン「確かに珍しいけど…何ここ赤髪信仰かなにか？」
「我々にとって赤い髪は特別な思入れがあるのですよ初代白龍様は赤い髪の主に仕えていたのだから」
ヨナ「私この髪嫌いだったのに…」
「そんな！もったいない！貴方は神官様のお導きでここに訪れたと言う
もしや貴方こそが我々の待ち望んだ方かもしれない……違うかもしれない」
ハク「どっちだよ」
A「違ったらどうするのですか？こんなにペラペラ話していますが…」
「………………」
A「もし…危害を加えようとした時は私も黙ってはいませんよ…そのつもりで」
「ともかく白龍様にお会いになってください」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月26日 21時
