青龍の里 ページ21
明朝
ユン「分かった!」
ヨナ「ユン?」
ユン「青龍の里だよ!盲点だった!人なんて住めないと思ってたから
でもやっぱり居たんだ!国境ギリギリ!
あの岩山にね!!」
A「あそこに青龍が……」
A「ここ…本当に人が住んで居るのでしょうか?」
ユン「一見ただの岩崖だもんね昔戦争から逃れた民が山の中に隠れ住むって物語イクスが話してたっけ」
ヨナ「確かなの?キジャ」
キジャ「はい…ここに…青龍がいます」
中に入ると不気味なお面を被った住人がこっちを見ていた
「お客人か?」
キジャ「ここに青龍を連れて参れ!」
A「直球過ぎです馬鹿ですか」
「セイリュウ?…その様な名の者はここには居ません」
キジャ「名ではない龍の血を持つものだ隠さずとも良いからこの御方がお待ちだと伝えよ」
「何をおっしゃっているのか分かりませんが場所を間違えられたのではないですか?
ここは何も無い小さな集落です
あまり騒がしくされるのも困るのですが…」
キジャ「しかし…」
ヨナ「ごめんなさい私達は人を探して旅をしていたのだけれどここでは無かったみたい
でも……長旅で疲れていて…怪我をしている者もいるの…」
ハクが胸元を開け包帯を見せる
胸元を開けるのは今日がサービスだそう
A「少し休ませてもらっても良いですか?」
「それは…難儀でしたな…見た通り貧しい集落ですので何のおもてなしも出来ませんが」
ヨナ「構わないわありがとう」
ヨナ「あの面は?」
「仕来たりなのですよ未婚の者はあまり人前で顔を晒すなと」
ヨナ「面白い事するのね」
「お客人からしたら驚かれる事でしょう…」
A「ねぇ私昔ある村に訪れた時に面を被った
青髪男の子に会ったのだけど…ここの村の住人ではないですか?」
「存じ上げませんね」
A「当時その子しか面を被っていなかったの…この人達の面の造りと良く似ているのだけど…」
「…………………こちらでお休みください」
なるほど…無視ときますか
ヨナ「ありがとう」
「あぁ…客人ここは迷路のように入り組んでいます あまりウロウロなさらぬよう
何があっても責任持ちませんよ」
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作者名:鈴カステラ | 作成日時:2023年11月26日 21時