高華の妖3

人相書き１ ページ9

ユン「あっち行ってみよう」

ヨナ「うんシンアをまた１人でお留守番させちゃったから早く緑龍見つけないとね」

ユン「異様にいたたまれないもんね」

A「帰りに何か買って帰ってあげましょう」

ヨナ「キジャ緑龍は？」

キジャ「この街に居る…と思うのですが…
とても素早い奴で…ちょこまかと動くんですよ…」

その時目の前の店の鏡が割れ人々の怒鳴り声が聞こてきた

ヨナ「何！？」

A「店の中で役人が暴れています」

ヨナ「………………」

店の中に入ろうとするヨナ

A「駄目ですよヨナ様」

ヨナ「でも…」

A「ここは私が処して来ますからご安心を」

キジャ「いや…ここは私が…」

ハク「てめぇは目立つだろう引っ込んでろ俺が…」

ユン「アンタもな！？雷獣！！この珍獣ども！
立場分かってんの！？」

キジャ「しかし……」

ユン「街の人が噂してたけど…昨夜クムジの船が
海賊に沈められたって役人達も気が立ってるんだよ 気持ちは分かるけど…今は大人しくして」

役人がお店から去っていった

A「今のうちに行きましょう」

ヨナ「うん……」



しばらく街を歩いているとあるものを見つけた

A「ハク…これ…んふふふ」

ハク「何を笑っ……まじかよ」

ユン「どうしたの？」

ハク「いや…俺達はちょっと別行動する」

A「ヨナ様をお願いします…んふふふ」

ハク「いつまで笑ってんだよA」

A「いや〜本当に面白くて」

ハクとAは走って何処かに行ってしまった

ユン「えっ！？ちょっと雷獣！？A！？
いきなりなんだ？」

ヨナ「あ」

キジャ・ユン「あ！」

ヨナ一行が見つけたものそれは

ハクの顔が書かれた手配書(人相書き)だった

そしてまた別の場所でこの人相書きを見ている人物は居た

「ぷっ…ぷぷっ…アハハハハハハハ〜！
美しくない！しかし分かる！言いたいことは分かる！
まぁこれで彼がお尋ね者になったのなら誘いやすい
あ…でも女の子の方はどうしようかなお尋ね者じゃないしな…」

「誰を誘いやすいって？」

「あ〜それが名前全然しらないんだよね〜って
わお！！！」

後ろを振り返るとハクとAが立っていた

ハク「てめぇは笑ってる場合かよアンタの顔も
人相書きに出てんじゃねぇか」

「僕？？」

ハクの人相書きの隣に緑髪の男の顔も書かれていた

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