高華の妖3

緑龍１ ページ13

「おっ居た♡」

緑髪の男はハクとAの後ろに姿を現した

「やぁやぁ！」

ハク「げっ」

A「うわぁ…」

「さっきはごめんよ〜君達と話がしたくてさ」

ハク「知らない人と口を利くなというのじっちゃんの遺言で」

A「勝手にムンドク様を殺さないでください」

ジェハ「ジェハ僕の名前だよついでに言うと海賊だこれでもう知らない奴じゃないだろ？」

A「私達に何のご用ですか？」

ジェハ「僕の所の船長がね君達をご所望なんだ
君達の力に惚れたよ是非その力僕らと共に…」

A「お断りします」

ジェハ「一回でいい！うちの船長に会ってほしいんだ！君達のご主人様も一緒でいいからさ！」

ハク「もっと断る」

ジェハ「よっぽど大事なご主人様らしいね心配しなくても…」

ヨナ「ハク！A！ あら？どなた？」

ジェハ「！？」

ジェハはヨロヨロと動き立て膝をつく

ヨナはジェハの頭に触れる

ヨナ「すごい熱…」

ジェハ「ありがとう…お嬢さん…もう大丈夫…」

ヨナ「緑龍…？貴方緑龍でしょ？」

A「どうして？」

ヨナ「なんとなくそんな気がするの…違う…？」

ジェハ「何のことだか…僕はただの通りすがりの…」

キジャとユンがこちらに走ってくる

キジャ「姫様！その者が緑龍です！！」

ジェハは走り出そうとするが

ハク「通りすがりの」

A「誰ですか？」

ハクはジェハの首を羽交い締めにしAは短刀を
ジェハの顔ギリギリに向けていた

ジェハ「緑龍ですっ……」

A「貴方が緑龍だったんですね」

ハク「もう二度と関わりたくなかったのに」

ヨナ「あら？貴方人相書きの？ハクとAから話しを聞いて会ってみたかったの
貴方が緑龍で嬉しい 私はヨナ貴方の名は？」

ジェハ「はじめまして僕の名はジェハ僕は心底会いたくなかったよお嬢さん」

ヨナ「私が来ることを知っていたの？」

ジェハ「こんな可愛い女の子だとは思わなかったけど
最近白龍と青龍の気配がしてたからね
もし彼らが主人を引き連れてやってきたら言おうと思ってんだ
僕は君に仕える気はないお帰りくださいとね」

ヨナ「私は白龍と青龍の主ではないわ今は訳あって力を貸してもらってるの
貴方にも力を貸して欲しくて来たの」

ジェハ「可愛い女の子に頼られるのは嬉しいなだけどごめんね
僕は守るべき人は自分で決めるし死ぬ場所も自分で決める
だからお嬢さんに力を貸す気はないよ」

A「何でそんなに威嚇しているんですか？」

ジェハ「えっ…」

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