高華の妖3

阿波の街でのハプニング1 ページ2

ヨナ「ハク・A早く帰ってきてね？」

ハク「…………………」

A「んふふ……すぐにお戻りしますよ」



ハク「賑やかな街は久しぶりだな色々見て回りたいとこだが……」

A「何故なら俺の姫さんが待ってるから早く帰らないとですよね？わかってますよ〜
ハクの気持ちは十分」

うんうんと自分を納得させるA

「お兄さん〜？寄ってかない？」

ハク「なにしろ!早く！帰らなきゃならんからな！」

しっけいと断りを入れるハク

A「妓女さん駄目ですよ〜ハクには心に決めた人が……」

ハクはAにチョップ

A「あ痛………」

ハク「A……気のせいか？若干街の連中の目に活気がないような…」

A「私にも良く分かりませんが要件を済ましたら早々に立ち去った方がいいですね」

ハク「あぁ」

「止めてください！」

「俺らはこの阿波の役人だぞ？」

「良い値でお前を買ってやるって言ってんだ悪い話じゃねえだろ？」

「困ります！離して！」

A「ハクどうしましょうあんな所に下衆がいますよ」

ハク「しかも役人かよ俺達の2人旅ならどうにでもなるんだが…」

A「今騒ぎを起こしたらユンに怒られますよ後々の行動も面倒くさくなります」

どうするんだAちゃん・ハク君

「さぁ！来い！」

「誰か！！」

役人が吹き飛ぶ

ハク「あ〜あやっちまった」

「ん〜口説き方が美しくないんだから仕方ない」

A「これで確実にユンに怒られますね」

女性を助けた時ハクとA以外にもう一人緑髪の男が居た

ハク・A「ん？誰！？」

「何だお前ら！？こんな事してただ済むと思ってるのか！？」

役人は短刀をもち突っ込んでくる

Aは短刀を弾き返す

A「乙女の気持ちを理解出来ないなら私が処してさしあげますよ」

更に緑髪の男は蹴りを入れる

「女の子に乱暴したうえに逆ギレとは美を学んで出直しておいで」

「どうした！？何の騒ぎだ！？」

ハク「やべ」

「あらら逃げるよおいで」

Aはその場に立ち止まり

A「来なさい滝夜叉姫こいつら軽く処してさしあげて」

役人は滝夜叉姫に飛ばされる

Aは「べー」と役人を煽る

「貴様…！！」

店の死角に隠れていたハクがすかさず肘打ち

ハク「邪魔」

A「おほほ〜流石雷獣ですね〜」

ハク「お前も無理してんじゃねぇよ」

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