ちぎれた絆1 ページ9
好きだと言ったスウォンが私の髪を
「お前がどれだけスウォンを望んでもスウォンを与える事だけはできない」
やっぱりもう一度父上に話そう…！
私はスウォンを忘れられない父上もきっとわかってくれるわ
ヨナ「わぁ」
誰かにぶつかった
A「ごめんなさいって…ヨナ様！？
どうしたのですかこんな時間に…」
ヨナ「A！？ごめんね父上の所に行こうと思って…」
A「イル陛下の所へ…？何をしに行くのですか？時間も時間ですし……」
ヨナ「スウォンの事を言いに行こうとおもって…」
Aは静かに微笑んで
A「わかりました陛下の所までお送りします危ないのですので」
ヨナ「ありがとう！A！」
イル陛下の部屋の扉は空いていた
A「入口が開いていますどうしてでしょう…」
ヨナ「不用心ね」
A「待ってくださいヨナ様…冷静に考えればここに来るまでに衛兵が一人もいませんでした…」
ヨナ「A…」
A「ヨナ様出来るだけ私から離れないでください」
Aが扉を開ける
ヨナ「父上………？」
そこには剣で刺されたイル陛下とスウォンがいた
A「陛下…スウォン様……？」
ヨナ「父上！」
ヨナがイル陛下の元に走る
A「ヨナ様離れないで！」
スウォン「まだ起きていたんですかヨナ姫そしてA」
ヨナ「ス、スウォン早く医務官を…」
スウォン「イル陛下はもう目を開けません私が殺しました」
A「スウォン様冗談にしては度か過ぎてますよ」
Aは懐から短刀をだし構える
スウォン「貴方達は知らない私がこの日の為に生きてきた事を」
ヨナ「な…なぜ？父上は幼い頃からとても可愛がって…」
スウォン「そうですね…私もイル陛下が大好きでした争いを恐れる臆病者と囁かれても
それが陛下の優しさなのだと信じていました
でもそうではなかった私の父上ユホンを覚えていますか？」
どうしてユホン様が……
スウォン「父上幼少期から勇猛果敢で利発戦に出れば勝利を収めだれもが時期国王と信じそれを疑わなかった
だが10年前先王ジュナムがえらんだのは叔父のイルでしたみな理解できなかった
王位継承権は長男にあるのに何故軟弱者のイル様をお選びになったのか
しかし父上はいつも笑っていました王位についた後イル陛下はあろうことが実の兄であるユホンを殺害したのです」
ヨナ「！？」
A「！？」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月17日 16時
