お前達を頂戴 ページ26
明朝
ハク「行くか」
A「は〜い」
ハク「今日はまともに門番してるみたいだな」
テウ「背中を預ける奴が居ないと寝れね〜んで」
ハク「寝るな」
テウ「ハク様とA将軍殿はどちらへ？」
ハク「俺らここ出るわ」
A「達者でねテウさん」
テウ「へー、行ってらっしゃーい(棒) …まじ？」
ハク「つー訳で次期風の部族長はお前な」
テウ「やだよ！面倒くさい」
A「ハクの後なんてテウさん可哀想です〜」
テウ「そうでしょ？」
ハク「お前らな………」
テウ「ていうかあのお嬢さんさんおいてくき？」
ハク「最後くらい顔見ようかとも思ったけどな
あいつもまとめて頼むわ」
テウ「訳ありのお姫様なんて荷が重いっすよ」
ハク「お前…気づいて…」
テウ「んが〜んが〜」
A「寝ましたね…いや寝たふり…？」
ヨナ「ハク！A！」
ハク「！？」
A「！？ヨナ様」
ヨナ「私ここを出る一緒に来なさい！」
ハク「なんだって？」
ヨナ「ここを出るのここに居たら風牙の都を争い
に巻き込んでしまう」
A「帰りなさい姫様」
ハク「長老にはその旨伝えてあるもうここは大丈夫だアンタはここで静かに暮らせ」
ヨナ「お前達2人で行くのを許した覚えはないわ
私が生きるためにハクとAを使えと二人は
言ってくれたじゃない」
ハク「おれはソンの名を返したもう将軍じゃ無ければアンタの従者でもない」
A「私は元々はヨナ姫の従者ではありません
従う理由もありません」
ハク「折角元従者同士で自由の旅に出ようってのにアンタの面倒まで見る義理ねぇな」
A「本当ですよヨナ姫が静かにしていれば
スウォンも手出ししないですよ」
ハク「どけ」
A「どいてください」
ヨナ「もう決めたの！」
ハク「どう思おうが俺達は連れて行かない」
ヨナが首をふる
ハク「金はあるのか？これから先一緒に行くなら
どうしたって俺達はあんたを守らなきゃならない
今のアンタに俺達の働きに見合う金を払う事は
できるのかって聞いたんだよ」
A「出来ないでしょ？どいてください」
ハク「それか身体で払うか？」
A「ちょ！？ハクさんそれは…！」
ヨナ「あげられる物なんて何もないわ」
ハク「物わかりが良いな…さぁ戻れ」
A「さて〜行きますか〜？」
二人「さようならヨナ姫」
ヨナ「でも！おまえ達が欲しいもの！
私にハクとAを頂戴！」
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作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月17日 16時
