半間くんがウザい【 番外編 】

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『 ──── はんま、 』


「 ん？ 」






姿はガキとはいえAちゃん。
小生意気なとこはちっせー頃からなんだな、オモロ。

わがままに付き合い、なにかと相手をしていればわりと時間はすぐに経ってもう夕方。






『 おなかすいた 』


「 ･･･なんか食うか 」






冷蔵庫にある子供が食えそうなモンを適当に出してやる。

へったくそな箸の使い方で、口の周りにいっぱいつけて、ハムスターみたいに食ってる。






「 なァ〜〜〜マジでいつ戻んの 」


『 ？ 』






･･･これはこれで可愛いとかちょっと思ってるけど。
やっぱ会いてえよ、大人のAちゃんに。






( ･･･子供作んのも悪くねえかもな )






Aちゃん子供好きだし。オレもなんかちょっと目覚めたし。
色々考えたら実際難しいかもしんねえけど、まぁAちゃん次第だな。



メシ食い終わって 口の周り汚れてるついでに風呂に入れることにした。
何もかもがやったことねぇことばっかでも大体どうにかできたし風呂くらい入れれんだろ、と高を括っていれば シャンプーが目に入ったと泣かれ、数字覚えてねェくせに１０まで数えたがるから先に進めず湯船で茹で上がるかと思った。






『 いーち、ろーく、はーち、よーん 』


「 ぐっちゃぐちゃじゃねェか･･･ 」


『 さーん、なーな、いーち、にーい、 』


「 クソ暑ィ･･･ビール飲みてえ 」


『 のんでいいよ 』


「 飲まねえよ 」






飲まそうとしてくんな。

もう暑さが限界だったから１０まで一緒に数え、部下に調達させた子供用のパジャマに着替えさせた。



髪を乾かすのも、たまにAちゃんにやってたからそんなに手こずりはしなかった。力加減間違えて頭ぐわんぐわんなってたけど。







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