半間くんがウザい【 番外編 】

ちっちゃくなった？(幹部軸) ページ25

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「 ──── オマエついにやりやがったな 」


「 違ぇんだよ、マジでこれ 」






ぎゅ、と稀咲にしがみつくガキんちょ。

朝起きたら隣で寝てるはずのAちゃんがいなくて、代わりにこのちっこいのがぴーすか寝ていて。

わりと本気で孕ませたのかと思ったけど、どうやらこのちっこいのがAちゃん本人らしく。







「 Aチャン 」


『 いや、あれこわい 』


「 あれ言うな 」






稀咲にしがみつき、オレを指して「あれこわい」。
オレの方がビビってるわ、なんでこんなことになってんだよ。






「 戻んのか？ 」


「 知らねーよ、戻ってくれなきゃ困るワ 」






どうすりゃいいかなんて分かんねえし、とりあえずガキが好きそうなお菓子やらをコンビニで調達してきた。






「 好きなん選べ 」


『 ちょこー 』


「 チョコ？これ？ 」


『 ん、ありがとはんま！ 』






どうやら記憶まで戻ってるらしく、稀咲を真似して半間呼び。せめて君つけろや。






「 ３〜４歳ぐらいか 」


『 よんさい！ 』


「 ･･･らしいぞ 」


「 いやどうしろってんだよ 」






ガキの面倒なんざ見たことねえ。
むしろ普段からAちゃんに世話されっぱなしだってのに。






「 あーあーチョコ溶けてベタベタじゃねえか。
握って食うな、１個ずつ食え。誰も取らねェよ 」


『 んー 』






ティッシュで口と手を吹いてやる。





「 半間オマエ違和感ねえぞ 」


「 違和感しかねえだろ 」






自分でも何やってるかわかんねえよ。
昨夜散々抱いた自分の女だぞコレ、わけわかんねェわ。






「 そろそろオレは行くぞ。あとは知らん 」


「 マジかよおい･･･ 」






ぺい、と二人して部屋から放り出され、廊下で途方に暮れる。

チョコで餌付けされたのか ぎゅ、とスラックスを掴んで見上げてくる顔はよく見りゃAちゃんとそっくり。






「 ･･･帰るか、とりあえず 」


『 ママのとこ？ 』


「 ･･･んーん、俺ん家 」


『 はんまんち？ 』






片手で抱き上げ、下に来させている運転手ンとこまで降りる。






「 半間さんちわっす！･････････子供いたんすか！？ 」


「 ･･･絶対誰にも言うなよ言ったらぶっ殺すかんな 」


『 ぶっころすかんな！ 』


「 覚えんなバカ 」






顔を青ざめ、車を発進させた。まぁ言いふらされることはねえからほっとけばいい。








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