半間くんがウザい【 番外編 】

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───── ガチャ、






『 おかえりクソ野郎 』


「 あれオレこれ殺される感じ？ 」






深夜、というよりもはや朝に近い時間帯。

静か〜にドアを開けて帰ってきた修二くんをリビングのソファで出迎えてあげる。






「 なに？待ってたん？可愛いな。今度は何キレてんの、あんまキレてっと老けんぞ〜〜〜 」


『 はい殺すてめえ絶対殺すそこに歯食いしばって正座！ 』






ほんとになんの事か分かってない感じ醸し出してくるのが腹立つ。
そのままお風呂に直行しようとする性 欲モンスターを いいから座れぇ！と 床に正座させ、私はソファに。






「 疲れてっから早く寝てーんだけど 」


『 そりゃあ疲れるでしょうねぇ、昨日散々えっちしたもんね？
そんで今日もまたこの時間までしてたら、そりゃあねぇ？ 』


「 待って何の話してんの 」






この期に及んでまだしらばっくれるか。






『 今日の２０時４５分、あなたはどこにいましたか？ 』


「 ･･･ア 」


『 てんめぇこの野郎 』


「 口悪ィな。つーかあの辺通ったってことは歩いて帰ってきたんかよ、遅くなるときゃタクシー使えっつってんだろ 」






なんで私が説教されてんの？






『 今までキャバとか風俗行くときは聞いてもないのに連絡してくれてたの、あれってこういうときのためのカモフラージュ？
何が腹立つってわざわざそんなカモフラージュしてまで浮気したこと。信じてたのが馬鹿みたい。
私じゃ満足させてあげられなかったならごめんね？
女の子と二人でホテル行って何もしませんでしたは普通ありえないよね？ 』






私のブチギレ加減に さすがの修二くんもちょっと焦ってる。

絶対に浮気なんてしない、って信じてたからこそ 心の底から腹が立つ。
でも別れたいなんて思わないあたり、私もバカだ。






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