お迎え (過去軸) ページ1
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『 ──── ･･･何しに来たの 』
「 開口一番ソレかよ 」
授業が終わり、ホームルームも終え 荷物をまとめて昇降口で上履きからローファーに履き替えていると。
「 ねぇあの人誰？ 」
「 わかんない･･･でもカッコよくない？
アタシ声掛けてきちゃおっかな〜♡ 」
何やら、校門のところに誰か来ているらしかった。
まあ別に興味はないし早く帰りたかったので、足早にそこを通り過ぎようとして。
「 おいおい迎えに来てやったのに無視かァ？コラ♡ 」
『 ッ、！？･･･、ッ！？！？ 』
泣きそうになった。もちろん悪い意味で。
びっくりしすぎて声も出ない私と、ケタケタ笑ってる半間くん。
それを見てざわつきだす他の生徒達。
で、冒頭に戻る。
『 ほんと何しに来たの！ 』
「 迎えに 」
『 なんでよ、 』
「 理由とか無くね？強いて言うなら会いたかったから♡ 」
うっぜえ！
顔が良いだけに余計腹立つ。
彼を囲んでいた女の子達なんてお構い無しに私に抱きついてきて、ものすごく重い。
と、その足元に何本も吸殻が落ちているのを見つけて。
『 ポイ捨て厳禁。ていうかここ学校だからね 』
「 知らね、だったら灰皿置いとけって話 」
『 ここ学校だからね！ 』
あるわけないでしょ。
『 ･･･いつから待ってたの、 』
「 なんで？ 」
『 こんなにいっぱい。相当待ってたでしょ 』
「 わかんねー。ガッコー何時に終わるか知らねえし 」
『 手も冷たい。寒かった？ 』
「 超〜さみぃからAちゃんがあっためて♡ 」
人目もはばからずにスカートの中に突っ込んでくる手を思いっきり叩いて、自分に巻いてたマフラーを半間くんの首元にぐるぐると巻きつけた。
首元だけもっこもこになった彼は素直にそれに顔をうずめてる。
「 Aちゃん寒くねーの 」
『 寒いけど、待ってもらってたから 』
「 勝手にな 」
『 そう、勝手に。まったくだよ、もう･･･ 』
せめて連絡くらいしてくれてればもう少し急いだのに。
「 優しすぎていつか絶対悪い男に捕まんぜ 」
『 えっ何その自分はそこに含まれてないですみたいな言い方 』
「 シンラツ 」
悪い男の筆頭だと思うの。
「 ──── ･･･修二？ やっぱ修二だー！ 」
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ゆんな(プロフ) - いつも楽しみにしてます。リクエストですが、半間の彼女ってことで夢主が拉致される夢がみたいですw (2022年9月8日 20時) (
レス) id: c8a07ba8e1 (このIDを非表示/違反報告)
塩野紗稀(プロフ) - いつも楽しませていただきありがとうございます!!もし良ければなんですけど嫉妬する半間がみたいです! (2022年9月7日 12時) (レス) @page30 id: 39c253f167 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - いつも面白い作品ありがとうございます！リクエストなんですがいつも半間くんが甘えてばっかなので立場逆転したお話も読んでみたいです！ (2022年9月6日 23時) (レス) @page30 id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)
いにみっちょ(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうすぐハロウィンだし夢主ちゃんに仮装させて萌えてる半間くん見てみたいですね (2022年9月6日 22時) (レス) @page30 id: 2cf0cd68b6 (このIDを非表示/違反報告)
玲於(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！！お時間ありましたら半間くんに12年ぶりに会ってバーで会話した場面が見てみたいです！！ (2022年9月3日 7時) (レス) @page16 id: bd59dc14ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げるげ
| 作成日時：2022年4月28日 10時
