う ら た さ ん の ね こ 。

_Urata´s cat ページ19

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「俺もAと遊びたいのに！」
「撮ってからね」
「俺のAだからやんねぇぞ」



駄々を捏ねている坂田さんを置いて
用意をし始めるまふまふさん...


親しみをこめてまふくんと呼ぼう
まふくんとうらたさん


構ってもらえず可哀想なので
目を擦るふりをする坂田さんの所まで行き
床についている方の手を舐めてやると



「慰めてくれとるん？」


ばっと顔を上げて大きな瞳をキラキラと
させる姿は5歳児と重なるほど可愛らしくみえる



「さかたーん、いろは連れてくよー？」
「さかた、A抱いてて」
「うん！分かった！」


元気も出て機嫌も良くなったところで
今度は私がピンチ


あ、あのいろは様と私は同じ猫として
これから対面するんだ


震えがとまらない




「Aちゃーん、はい、いろはだよ」
「いろはちゃんまたでかくなった？」
「A小さい！」




まふくんに抱えられて来たいろはちゃんは
人間のころ画面の奥でみた小さくて可愛らしい姿
ではなく私よりもはるかに大きくみえて
いろはちゃんに私は見下げられている形だ


『にゃ、ぉ(こんにちわ…)』


罵られるだろうか猫パンチを喰らうだろうか
半分目を閉じながら出た声は凄く小さくて
いろはちゃんにすら聞こえてないかもしれない


けどいつまで経っても何も無くて
代わりに降ってきたのは



「にゃ(よろしくね！)」







可愛らしい声と笑顔だった

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