う ら た さ ん の ね こ 。

_Urata´s cat ページ18

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「どうも皆さんこんにちわ！まふまふと！」
「うらたっ！」
「坂田どすえ」


画面の奥で広がってた声が布越しに聞こえるが
私は今真っ暗なペット用キャリーバックの中にいて
凄く寂しい

と言うより怖い


人間の時はそれほど暗闇が怖いと思ったことは
なかったけれど何故だろう
凄く怖く感じる

助けて、うらたさん


『にゃぁ！にゃあ！』

子猫であまり大きな声は出なかったが
それなりに頑張ったつもりだった

「まふ！Aが寂しがってるから早く」
「わ、ごめん！
今回の企画はうらたさんの猫のAと
僕の猫のいろはを合わせてみようという企画です！」


まふまふさんが言い終わるとすぐに
真っ暗だったバックの中に光が差し込み
明るくなるのと同時に人の手により抱き上げれる



「怖かったよな、ごめんA」
『にゃっ』


下がるうらたさんの眉毛を見て
私はちゃんとうらたさんに愛されてるんだなと思う


「久しぶり、
Aちゃんまふまふだけど覚えてるかな？」
『にゃぁ！』


なるべく目が合うようにそして低くなってくれて
いるまふまふさんは猫アレルギーのはずなのに
わざわざマスクをとって挨拶をしてくれるので
嬉しさで泣きそうになっていると


「俺…空気やん」





私より泣きそうな人が一人






…さ、坂田さん

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