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「何だ、之は鬼殺隊が関わっていたのか」
「は、おま…は?何でいんだよ?!」
「ここの主人を暗殺して欲しいという任務だったんだけど…どうやら鬼さんに殺られてしまった様だね。そしてその鬼さんを君が倒したってとこだ」
忍をやめ、鬼殺隊に入って早一年
見事に鉢合わせた俺達は、双方徐に言葉を落とした
久しぶりの再会だと言うのに、如何にも薄汚い再会になってしまった
どうせなら町で出会いたかったもんだ
「こんな所で聞くのもどうかと思うけど、如何だい?鬼殺隊は」
「ま、常に命が危ういのは忍と一緒だが…場所としては面白ぇよ。何より、人を殺さなくて済む。人だったものを斬るだけで済む…それが何より楽だ」
「それは良かった。そうだ、お嫁さん達とは仲良くしているのかい?」
「あぁ」
「うん、それも良かった」
また変わらない笑顔
だが、その次に、其の顔は崩れた
「天元」
「あ?」
珍しく、俺の顔を見ない
既に事切れた主人に目をやりながら、其奴は語った
「私は、私はね、君の事が」
「おい」
慌てて絞り出された俺の声は、多少の焦りと、怒気が含まれていた
違う、違うんだ、本当はこんな風に言いたい訳じゃない
「……帰れよ、もう」
其奴は、また薄ら笑いを浮かべた
「あぁ、そうするよ」
今度こそ、其奴は俺の目を見て、そう言った
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千聖(プロフ) - 目から鼻水?が出てきてやばいです (2月26日 1時) (レス) @page14 id: 1899f7b5ef (このIDを非表示/違反報告)
美園 - 感動しました。涙めちゃででやばいぐらいでした。ありがとうございます。 (2022年8月13日 16時) (レス) @page14 id: d0751a4b5d (このIDを非表示/違反報告)
櫂 - 泣きました、ありがとうございました。 (2022年1月23日 19時) (レス) @page14 id: aef1afb3d8 (このIDを非表示/違反報告)
はく(プロフ) - 天元さん、、やっぱ嫁の人数増やそう、、?ちょっと目から汁が、、、アアアッ (2021年11月20日 2時) (レス) @page14 id: 480d828c8e (このIDを非表示/違反報告)
れな - めちゃくちゃ感動しました。涙が溢れてもうやばかったです (2020年12月29日 20時) (レス) id: 75a44e24da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C吉 | 作成日時:2019年9月24日 0時