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14. 長蛇の列 ページ14

その日の夜


ドラ「パーキンソン、Aを見なかったか」

パン「A?見てないわね」

ノット「今からAにダンスのお誘いに行くんだよ、ドラコは笑」

パン「えぇ!?そうなの!?」

ドラ「お前たちは着いてこなくていいだろ」

ノット「いいからいいから笑」


結局、ノットとパーキンソンは僕の後をニヤニヤしながら着いてきた


パン「ぁ、A、!…………って、あらら、」

ノット「もう先客がいるみたいだな」


Aを見つけたはいいものの、Aはダームストラングの男子生徒にダンスの誘いをされていた


m「A、一緒に踊ってくれないか、?」

『……ごめん、他の女の子を当たってくれ』




ノット「Aのやつ、同じ学校の男子には少し柔らかいんだな、話し方」

パン「そこじゃないでしょ、誘いを受けなくて良かっわね、ドラコ」

ドラ「次は僕の番だな、」


僕がAの方へ向かおうとすると、次はレイブンクローの生徒がAに声をかけた


ドラ「チッ、まだいたのか」

パン「ん?ちょっと待って、あれ見て、」


パーキンソンが指をさした方を見ると、ずらっとAに向かって男共の列が出来ていた


ノット「はは、あれ全部Aへのお誘いか?笑」

パン「ちょっと気持ち悪いわね」

ドラ「あれが終わるまで話しかけれないのか、?」

パン「あれだけの男振れば、ドラコにも希望はあるって事ね、ゆっくり見守りましょ」


Aは誘いを断り続け、最後の1人になった


ドラ「やっと最後か、」

パン「しかもスリザリンの生徒ね」

ノット「さすが冷たいお姫様、スリザリンにもモテるんですね〜♪」



m「僕と一緒に、ダンスパーティーへ行かないか?恥は絶対にかかせないし、ドレスも用意するぞ!」

『ごめんなさい、あなたの事よく知らないし、私よりもっと素敵な女の子は沢山いるはずだ、他を当たってください』

m「どうして、!あの時、僕が図書室で本を落として困っていた時のあの笑顔は、嘘だったのか、?」

『……困っている人を助けるのは、人間として普通のことだ、それを勘違いして好意と受け取ってしまったなら申し訳ないと思ってる』

m「僕が最後の男なんだぞ、僕の誘いを断ったら、君は1人でダンスパーティーに参加する事になる」

『……私は、誘ってもらいたい人がいるので』


そう言ってAは男の横を平然とした顔で通り過ぎ、どこかへ行ってしまった






ドラ「誘ってもらいたい人…」

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作者名:キクラゲ | 作成日時:2022年2月14日 11時

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