幻が誘うは (ページ13)

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日記帳ページ13

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×月⚪︎日

雷門との練習試合。結果は帝 20-1 雷で帝国が試合を投げ出した。
あの技を久しぶりに観れたことは嬉しいけれど、純粋に観れなかったのが複雑だ。
雷門町も少し回ってきた。個人的には雷雷件というラーメン屋が気になる。今度行ってみなきゃいけない。

鉄塔は夕陽が綺麗に見える。そんな中で試合が終わった後も練習を続ける円堂守という人は凄いんだなと肌で感じたような気がする。
雷門のサッカーは、泥に塗れてて地に足をつけてる。まだまだ純粋でかっこいい。

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×月□日

お姉ちゃんが家で過ごせることになった。まだ車椅子を使わなきゃいけないのは辛いと思うけれど、私もお姉ちゃんのことをサポートしなきゃいけない。
めんどくさい、とは誰にも言えないから言わなかっただけ、私は成長したのかも。
両親が仕事で早帰りできない日はノサカユウマ、って人がお姉ちゃんを家まで送ってくれているらしい。また会ったときにはお礼の品でも渡そうか。

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×月△日

昨日の分を書いていなかったので2日分。

昨日は久しぶりにサッカーボールに触れた。基礎練から細かいところまで、ひとりでやっている分にも突き詰めるところが沢山あって練習しがいがある。
まだまだ精進しなければとは思うけれど、帝国も居心地が良いから進学先は当分迷いそうだ。

今日は久々に部活がなかった。どうも放課後に残らないことに違和感を感じるけど、まぁいい。それくらいサッカーに打ち込めてた証拠としよう。

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×月?日

最近、やけに鬼道さんが雷門を気にするようになっている。理由を訊くのもおこがましいと思って何も言わなかったけれど、豪炎寺修也、そして円堂守のふたりではないような気がする。
気になる事は沢山あるけど、きっと何かあるから。探りを入れるのは失礼だから、私は遠くから眺めるくらいにしておかなければ。

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