可愛い幼馴染 ページ42
『よし…』
公園の水で顔を洗い、頬を強く叩いた
さっき、英子ちゃんに泣きながら電話をして、しょう君との話を聞いてもらった。英子ちゃんは申し訳なさそうに、私に謝って、しょう君の態度がおかしかった事情を私に話した。
なんとなく察してたけど、やっぱり私としょう君の関係は、第三者から見れば異質なものだったらしい。
今こんな事になってしまったのは、英子ちゃんが悪い訳でもない。ましてや、鵜呑みにしたしょう君でもない。
いつかは、こうなる運命だった。それが、今日になった。それだけの理由。
公園の時計は、午後7時を指していた。もうそろそろ帰ろうと思い、公園の出口の方へと歩く
「ひっ…うわぁぁん」
女の子が泣きながら公園に歩いてきた。小学生くらいの女の子は、私と目が合うと、足元に抱きついてきた。
『どうしたの？』
突然のことで驚いたけれど、泣いている女の子を怪しむ理由なんて無い。私の太ももほどの身長しかない女の子の頭を撫でる
「おにいぢゃんがぁっ、あっちに、いげって！！」
『！！……そっか、ケンカしちゃったんだね』
「嫌われちゃったよぅっ…ひっ、うぅっ」
女の子を撫で続けていると、小さな男の子が走ってきた
『……でも、お兄ちゃんは、きっと貴方のことを探してるよ』
ゆっくりと女の子を後ろに振り向かせる
「みかぁぁああああ！！！」
「！！…お兄ちゃんっ」
「ひどい事言って、ごめん！！！」
「み、みかも、わがままいって、ごめんなさい！」
いつの間にか女の子ら泣き止んでいた。
「お姉さんも、ありがとう！」
『良かったね、お兄ちゃんに迎えに来てもらえて』
「お姉さんは、誰か迎えに来てくれるの？」
『……来ないよ』
「……お姉さん、泣いてるの？」
『…泣いてないよ』
「うそだ、だって、悲しそうだもん」
お兄ちゃんと手を繋いだ女の子は、得意げに言った
『…凄いね……さっきまで泣いてた』
「なら、みかのハンカチあげる」
私を屈ませて、顔をハンカチで優しく撫でる
『……っ』
小さな優しさに、涙が溢れた
泣いている自分を見られたくない。ましてや、こんなにも小さな子供に
私は個性を発動させた
目から溢れるのは、涙ではなく
「！！…すごい、お姉さんの目から宝石がたくさん出てきた」
ルビー、ダイヤモンド、ターコイズなどの宝石
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さくら(プロフ) - warako917さん» ご指摘ありがとうございます。これから作品が良くなるように、参考にしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月21日 21時) (
レス) id: 590f485546 (このIDを非表示/違反報告)
warako917(プロフ) - 初めまして！話の書き方や原作を崩さないところが好きです！！１つ欠点を挙げるなら改行が多くて少しだけ読みにくいなと思いました！お気に入りに登録させていただきました、もう１つの作品もみてます。応援してます頑張ってください！ (2019年3月13日 22時) (レス) id: 8cd1301237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2019年2月4日 22時
