可愛い幼馴染 ページ16
「はーい、授業始めまーす！」
入学式から2日目の学校。まだ少しワクワクしている。
「このクラスは、残念ながらヒーロー科に受からなかった人もいまーす。なので、少し今日は体と個性を動かしましょう！」
「「「おぉー！！」」」
「えー、めんどくさ。汗かくし」
皆が喜ぶ中、英子ちゃんだけが文句を言っていた
「皆さんのあこがれ！！オールマイトに来てもらいましたー！！」
「私が来た！！」
オールマイトが入ってくると、教室内は騒がしくなる。
席を立ち、オールマイトの周りに皆が集まると、英子ちゃんは私の傍によってきた。
「A、アンタ、行かないの？」
腕を組んで、顎でクイッとオールマイトの方を指す
『私は、ヒーロー好きだけど、自分がなりたい訳じゃないし、憧れのままでいたいかなー。
英子ちゃん、行かなくていいの？』
「化粧以外に興味無し。
それより見てよ、昨日ネイルしてもらったの」
ラメがたくさん付いている。
『落とすの大変そうだね』
「…あんたって人は……」
ハァッと深くため息をつき、片手で頭を抱えていた。
「女子力皆無なアンタに本持ってきたから、読みな
ほら」
どこからか現れた本を受け取る
『恋する乙女は最強！！〜大好きな幼馴染〜
って、なにこれ』
「…恥ずかしい題名を読み上げるわね…あんた」
中を開くと
『…気付いちゃったの。私、たくみが好きだって…でも、今更好きだなんて言えない…だって、幼馴染だから……』
「だから、読み上げんなってば！！」
『私、可愛くなりたい…たくみが、私を見て、可愛いって言ってくれるように…』
「もういいわ…」
『…』
「…ツッコミをやめた途端黙るのやめてよ」
『…こんなの、告白すればいいじゃん』
「それが出来ないんだって」
『…なんで？』
「振られるのが怖いから！！
これ読んで勉強しなさい！！」
強引にも押し付けられた。
、
、
私の少しの出来心だった。
「Aって、どんなジャンル読んでんだろ。恋愛じゃないだろうしなー」
Aのカバンを探り、ブックカバーのついた本を取り出す。
『…』
私の貸した本を真剣に呼んでいる。私の行為はバレてない。
ブックカバーをそっと外す。
「……」
題名…野獣な君と弱虫な僕
まさかの
そっとカバンに戻した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 575人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - warako917さん» ご指摘ありがとうございます。これから作品が良くなるように、参考にしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月21日 21時) (
レス) id: 590f485546 (このIDを非表示/違反報告)
warako917(プロフ) - 初めまして！話の書き方や原作を崩さないところが好きです！！１つ欠点を挙げるなら改行が多くて少しだけ読みにくいなと思いました！お気に入りに登録させていただきました、もう１つの作品もみてます。応援してます頑張ってください！ (2019年3月13日 22時) (レス) id: 8cd1301237 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら | 作成日時：2019年2月4日 22時
