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早く帰ってスーパーに行きたいのに、と思いながらそう言うと彼は目を輝かせて
「まじで？！俺も行ってもいいの？！」
…と言ってきた。
「…お母さんに承諾を得てね」
ちょっとだけ、可愛いって思った気がする。きっと気のせい。
「取り敢えず俺、母ちゃんに許可とってくるから一回家に帰るな！」
「あぁ、わかった。終わったら俺の家に来てくれたらいい」
修也がそう言うと「分かった！」と叫ぶなり靴を高速で履き替えて行ってしまった。
「……嵐のような男の子なんだね、サッカー部キャプテンって」
「でも彼奴のお蔭で俺はサッカーができてるしな」
「…ふぅん」
彼の横顔をこっそり見てみると、大切なものを見るような、温かい目をしていた。
…夕香ちゃん以外にこんな顔を見せるとは、ちょっと驚きだった。
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３話 『五月蠅い奴』 ページ4
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廊下の奥からドタバタと慌ただしい足音が聞こえると思って目を細めて見てみると、
さっき角でぶつかった男の子だった。
「わりーわりー豪炎寺ー！
さっき角で女の子にぶつかって…てあー！！」
「…どうも」
私を指さして珍生物でも見たかのように口をパクパクしていた。
…失礼な奴め。
「…てことだ、A」
「……私は別に男の子の一人や二人増えても構わないんだけれど」
「…え、え、何の話だ？？」
私たちの顔を交互に見ている…えっと、そうだ名前。
「ねぇ、君の「なぁ、お前の名前なんて言うんだ？！」…えっと」
助けを修也に求めても、諦めろと言わんばかりに首を横に振られた。
「私の名前は香水A。君の名前は？」
「俺は円堂守！サッカー部キャプテンだ！」
「あぁ、君がか…」
「え、なんで俺の事知ってるんだ？！」
「修也からよく聞いていたからね」
…あ、言わなければよかった。
「豪炎寺、お前香水と知り合いだったのか?!」
「…あぁ、そうだ」
取り敢えず、五月蠅い。
修也をキッと睨むと、困ったような顔をしてから円堂を落ち着かせていた。
「今日は円堂と帰るんだが…」
続きを言われなくても豪炎寺が言おうとしている言葉がわかった。
「さっきも言ったけど円堂君がいいなら私は別に」
「だーかーらー！俺にも分かるように話せって！」
「つまりね、うちでご飯食べるかって話」
廊下の奥からドタバタと慌ただしい足音が聞こえると思って目を細めて見てみると、
さっき角でぶつかった男の子だった。
「わりーわりー豪炎寺ー！
さっき角で女の子にぶつかって…てあー！！」
「…どうも」
私を指さして珍生物でも見たかのように口をパクパクしていた。
…失礼な奴め。
「…てことだ、A」
「……私は別に男の子の一人や二人増えても構わないんだけれど」
「…え、え、何の話だ？？」
私たちの顔を交互に見ている…えっと、そうだ名前。
「ねぇ、君の「なぁ、お前の名前なんて言うんだ？！」…えっと」
助けを修也に求めても、諦めろと言わんばかりに首を横に振られた。
「私の名前は香水A。君の名前は？」
「俺は円堂守！サッカー部キャプテンだ！」
「あぁ、君がか…」
「え、なんで俺の事知ってるんだ？！」
「修也からよく聞いていたからね」
…あ、言わなければよかった。
「豪炎寺、お前香水と知り合いだったのか?!」
「…あぁ、そうだ」
取り敢えず、五月蠅い。
修也をキッと睨むと、困ったような顔をしてから円堂を落ち着かせていた。
「今日は円堂と帰るんだが…」
続きを言われなくても豪炎寺が言おうとしている言葉がわかった。
「さっきも言ったけど円堂君がいいなら私は別に」
「だーかーらー！俺にも分かるように話せって！」
「つまりね、うちでご飯食べるかって話」
早く帰ってスーパーに行きたいのに、と思いながらそう言うと彼は目を輝かせて
「まじで？！俺も行ってもいいの？！」
…と言ってきた。
「…お母さんに承諾を得てね」
ちょっとだけ、可愛いって思った気がする。きっと気のせい。
「取り敢えず俺、母ちゃんに許可とってくるから一回家に帰るな！」
「あぁ、わかった。終わったら俺の家に来てくれたらいい」
修也がそう言うと「分かった！」と叫ぶなり靴を高速で履き替えて行ってしまった。
「……嵐のような男の子なんだね、サッカー部キャプテンって」
「でも彼奴のお蔭で俺はサッカーができてるしな」
「…ふぅん」
彼の横顔をこっそり見てみると、大切なものを見るような、温かい目をしていた。
…夕香ちゃん以外にこんな顔を見せるとは、ちょっと驚きだった。
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奏魅(プロフ) - 柑橘系さん» うれしいお言葉ありがとうございます！(^▽^)/四月から受験生のため、更新確立は大変遅いですがご希望に添えるような小説を作っていきますよ〜！(｀・ω・´) (2017年1月18日 17時) (
レス) id: b2e962b757 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系 - 始まったばかりだけど続きが楽しみです！応援してます！頑張ってください！ (2017年1月15日 23時) (レス) id: 04654b2bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏魅 | 作成日時：2017年1月4日 14時
