11匹目。 ページ12
〇
結論から言うと、彼女の判断は的確だった。
少し吉野が上の階で待機すると出ていってチュールやご飯などを袋から取り出せば縮こまっていたエーミールでさえ表へとでてきた。
em｢にゃぁ……？(
tn｢にゃぁあぁ。にゃぁ、なぁ、にゃっ！にゃぁにゃ。(これからの飼い主だと。グルさん曰く超、社畜らしい。)｣
em｢な、にゃぁぁぁ？(わ、悪い人じゃないんですよね？)｣
tn｢にゃにゃにゃ、にゃぁぁんな。(少なからずご飯もくれるし、対猫なら大丈夫そうや。)｣
tn｢にゃにゃっにゃぁ、にゃぁぁに。(グルッぺンには少し当たり強いけど。)｣
em｢にゃっ！(うはっ……笑)｣
何故こんなにエーミールが臆病なのかについてだが勿論元の芋ミールなんであだ名からも、慎重派であることは伺える。
それに加え1度、彼は誘拐されかけたことがあったのだった。綺麗なミルクティー色の毛並みでさえ珍しいのに目の色素が薄く、この9匹(人)の中なら多分、1番金になると思われたのだろう。
他にもピンク色の目のロボロやコネシマ、ショッピ、チーノと目の色が特殊なやつも多い。
勿論大先生やトントンや他の猫たちも軒並み毛並みが綺麗で他には無い。そんな姿なのだ。
別にそれが全てでは無いが少なからずグルッぺンやオスマン以外を信用しないエーミールや他の猫(人)の形成をしているのは確実だった。
要はまぁ、極度の人見知り(慎重派)って事なのだ。
｢ほらーご飯やで〜？｣
とそれぞれのカラーのご飯茶碗に2種類のキャットフードが盛り付けられていく。
あいにく、ゾムは食害出来ず少し苛立っている気がするが気の所為と見ておこう。
｢大丈夫だ。
あいつは根はいい奴なんだ。どうか、お前らで彼女を助けて欲しい。｣
グルッぺンの切実な願い。つい数時間前にコネシマに言ったことをもう一度、9匹(人)の猫たちの前でそう頼んだ。
勿論、総統の願いならば。
｢｢｢にゃっ！(勿論！)｣｣｣
聞き入れる他なかった。
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こはく - 尊いがすぎますね、尊4するところでした。と言うかしました。 (2023年3月21日 9時) (
レス) @page21 id: 5137519573 (このIDを非表示/違反報告)
何をするにも「ら」を言ってしまう人です - 初コメ失礼します!顔面手で押さえつけて天仰いでました!尊いｯｯｯｯｯｯ (2023年3月4日 23時) (レス) @page25 id: 3e8fde3e6c (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - んやぁ〜！！！可愛い！癒されます！！ (2023年3月4日 22時) (レス) @page23 id: 8d2f6f943b (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - 癒しです……顔の筋肉ゆるゆるになりながら読ませていただいてます、応援しています！！ (2023年3月4日 22時) (レス) @page23 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
白猫のテト - いつも楽しく読んでいます！主人公のgrさんに対する態度がすきです。 (2023年3月3日 16時) (レス) id: 8e42a39025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びとうぃーん。 | 作成日時：2023年2月28日 21時
