小さい女の子はお手伝いちゃんに

今日はディアソムニア ページ4

リリア「そうじゃそうじゃ、いい感じじゃな」

「これは？」

教科書を指してAが首を傾げる

テーブルにはいくつかのお菓子と、エレメンタリースチューデント用の植物図鑑

リリア「これはガーベラ。スペルはこう。」

「かーべら」

Gerbera、とノートに綴っていく

「これはろーず？」

リリア「お主は本当に賢い子じゃな、立派な魔法使いになれそうじゃ」

「？」

リリア「いい子だ、と言ったんじゃよ」

「ありがとう」

ふにゃ、と効果音がつきそうな笑顔

思わずこちらの顔もゆるむ

リリア「さて、お主はこれから夜食でも作ってやれ。セベクとシルバーがお腹を空かせて帰ってくるぞ」

「うん、ガスパチョ」

リリア「それは旨そうじゃ。」

「りりあも」

リリア「わしの分も作ってくれるとな？では楽しみにしておこう」









「あっ、、、、」

セベク「うっ、、ぐ、ぁ、貴様、毒でも、、、！」

「りりあのやつ」

二人の手には何故か紫色で沸騰するリリア作のスープ

こっそり捨てようとしていたところに二人がちょうど帰ってきて、

「しっぱい」

と掲げる毒々しい色の鍋を

シルバー「誰にでもミスはある。頑張って作ったのだろう？捨てるなんてもったいない」

セベク「腹が減った！早く飲ませてみてくれ」

と、良心を発揮させてしまったが故の失敗

そして今

シルバー「おっ、、おいしいです親父殿！！」

瀕死である

「まれうす」

マレウス「安心だな、これはオレンジ色だ」

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