コンビニの常連客が推しだった件について[ま/ふ/ま/ふ]

33. ページ34

[リスナーさんに報告](リクエスト)


｢ねえAさん、そろそろリスナーさんに、僕達の関係を言わなきゃなって思ってるんですけど…｣

まふくんにいきなり告げられた言葉。

｢炎上とか…大変だし、それにまだ付き合ったばっかりだし、早くないですか…？｣

｢でも、隠し事は良くないんじゃないかなって、僕のリスナーさんはいい人ばっかりだし…｣

｢…まぁ、そうですね。いいですよ。｣

｢じゃあ、今日放送しましょうか。｣

・

｢あ、あー…聞こえますか、皆さん。｣


‹こんにちはー！配信珍しいですね！

‹大事な話って何ですかー？

‹女とかは無いよね？


始めたばっかりなのに、即に何万人の人が閲覧をしていて、まふくんの人気度がよく分かる。コメント欄を見てみると、勘が鋭いリスナーさんも多く、私たちの関係を見破っている人も居た。

｢実は、お付き合いさせて貰っている人が居ます。｣

まふくんの言葉で沢山の批判コメントが流れだす。

｢えっと…まふくんの、彼女のAです。｣

｢皆さんに隠し事をするのはいけないと思ったので、報告しました。これからも応援してくれると嬉しいです…！｣

その言葉に応援するよ、というありがたいコメントも増えて、さっきまでの重たい空気は無くなった。

・

｢まふくんのリスナーさんって本当にいい人ですね。｣

｢でしょ？だから心配しなくていいんですよ。｣

・

10万hitありがとうございます！

34.→←32.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す