7人兄弟の歯科物語4

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だいき :
「じゅんた君、大丈夫だった？」

じゅんた :
「ん…。
明日仕事だしもう寝る」

あきと :
「おやすみ」

じゅんた :
「ん」


だいき :
そのまま2階へ行ったじゅんた君。

「え、大丈夫なのあれ？」

あきと :
「ちょっと虫歯が深くてね。
今日は治療してないけど、気持ちが下がっちゃっただけ。
...んで、この2人は起こさないの？」

だいき :
「そっかぁ。
この2人はね...。
こっちもいろいろあったんだよ」

.

あきと :
虫歯ではなかったものの、歯磨きができてないとたかひろ君に仕上げ磨きされたのぞむは、途中から嫌で少し動いちゃったらしく、りゅうせいとだいきに押さえつけられたんだって。笑
そんで半泣きで不機嫌になって、たかひろ君が慰めてたら寝ちゃったらしい。

そんな話をしてだいきも部屋に行っちゃって、リビングに3人になったので、のぞむとたかひろ君を起こしてから俺も部屋に戻った。


〜次の日

じゅんた :
仕事終わりにレインボー歯科に向かう。
今日は神経の治療をするから行きたくないなぁ。こんなに足が重く感じるのは初めてかもしれない。
少し早く仕事が終わったので、のんびり向かったけれど、約束した時間よりもだいぶ前に着いた。


あきと :
「あ、じゅんた君早かったね。
お疲れ！」

じゅんた :
「お疲れ…」

あきと :
「あれ、大丈夫？疲れてる？
今日できそう？」

じゅんた :
「…ごめん。大丈夫。
ちょっと憂鬱なだけ」

あきと :
「そっか。
じゃあ嫌なことは早く終わらせちゃおうか」

じゅんた :
「ん。お願いします」


早めに着いたけど、たまたまキャンセルが出たらしく、診療時間内に診てもらえることになった。
今日はあきとと歯科助手さんがやってくれるらしい。
最初に今日の治療の流れや使う器具？の説明をしてもらった。

あきと :
「さ、椅子倒すよ」

.

じゅんた :
そこから麻酔をして仮の詰め物も外され、うがいまで終わった。

あきと :
「これから削っていくね？
何かあれば我慢しなくていいから教えて？」

じゅんた :
あぁ、いよいよだ。

「あきと…」

あきと :
「ん？どーした？」

じゅんた :
「…やっぱりなんでもない」

あきと :
「なによ。笑
教えて？」

じゅんた君はチラッと歯科助手さんの方を気にしつつも小さな声で教えてくれた。

じゅんた :
「…神経の治療ってさ…痛いんだよね？」

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