story 48. ページ1
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退屈な会議を抜け出し、一息つく
空を見上げると、もう日は暮れ夜になっていた。
胸ポケットから端末を取り出し、電源を付けると
深夜から他愛もないメッセージが来ているのを確認し
自然と笑みが零れた。
『早く帰らないと、行けないわね…………?』
ほんの一瞬、爆発音が鳴った。そして数匹の吸血鬼の
気配を感じとる。端末は閉まって、羽がついているか
のように夜の街へ飛び込む。
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グレン「吸血鬼が4人……この数じゃ鬼術でも対抗出来ない」
鬼はグレンに近づき、睨む
吸血鬼「邪魔をするな……」
凄まじい威圧感に悪寒が全身に走る
グレン「無理だと言ったら」
吸血鬼「たかが人間に何が出来る?」
『何事かと思い向かったら、また貴方なの一瀬グレン』
グレン「げ………あ…A様」
吸血鬼「次から次へと現れる人げ…………っあ、貴方は!あのAさ……」
グレンと吸血鬼を引き離し、首に刀を向ける
『去れ、貴様達に話すことはない』
吸血鬼「然しっ……くっ失礼します」
怯えた表情で吸血鬼達は颯爽に消える。
尻を地に付けるグレンは彼女の顔を見つめていた
グレン「何で殺さなかった」
『何故刀を抜かなかった』
グレン「俺は弱いので」
『…………はぁ、貴様と居るとろくなことがない
先程の吸血鬼の目的は?』
グレン「さぁ、」
『先程まで被害処理を終えた所なのに、また此処でも……もういい貴様は帰れ。この場は調査隊に引き継がせる』
グレン「大変ですね月詠A様は」
『白々しい……さっさと私の目の前から消えなさいよ』
グレン「はいはい」
彼は手をヒラヒラと去っていく
『______________ 成程目的は、柊真昼の回収か』
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美桜(プロフ) - 良ければ更新していただきたいです! (2022年3月25日 17時) (レス) @page6 id: 73811d8464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2020年5月31日 19時