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story 49. ページ2

グレン「……九月二十二日、あと四十八時間で真昼を殺せなければ、親父が処刑される」





ソファーに座り込み、淡々と時計を見つめる。

針が進む事に、追い込まれ頭を下に下げる。









グレン「(恐らく真昼は京都の地下都市に……)
どう動く、どう動けば親父も仲間も従者や部下も、そして真昼も……」









真昼の命を俺は奪いたくない____________









深夜「救えないよ」






その言葉に俯い頭を上げる、すると顔を顰めた深夜が

目の前に立っていた






グレン「お前どうやって……」





深夜「君の従者達が開けてくれたんだよ、一人でブツブツと話し掛けても応じてくれないからって」





グレン「……っち」





深夜「もう一度言うけど、彼女はもう救えない」




グレン「お前は簡単にそう言い切れるよな、お前には能力が優れてる彼女さんがいるもんな」






深夜はグレンの襟を掴んで、引き寄せる









深夜「僕も救えないよ_________」





深夜の瞳は真剣にグレンの目を突き刺す





グレン「は?」







深夜「さて、時間が無い

真昼を殺すためにこれから二日全力で動く

君の親父さんを殺させないために、そうだろ?」







小百合「そうですよ!グレン様!」



時雨「一刻も動かなければなりません」



五士「腕がなるなぁこれは」



美十「それでどういった作戦でいくの?」






グレン「お前ら……」








こんなに真剣に考えてくれる仲間がいる



仲間がいるということは、真昼から離れるということ



本気で彼女を



殺す決断をするということだ__________









グレン「おい深夜、お前の女は俺達に協力する気があるのか?」





深夜「いや無いね、Aは真昼と関わることは極力したくないみたいだし。それ以外でやる事が山積みらしいよ、其れに」






グレン「……?」





深夜「どうやら、裏で別の事に念を入れてるみたい」





グレン「何だそれは、」





深夜「それについては、僕も潜り込めないかな。だってあの月詠Aだよ」






美十「あのぉ……A様って何者何ですか本当に」





五士「確かに力も柊暮人様を越す逸材」





時雨「見たことない術式を使っていた」





小百合「何だかちょっと怖い気もします」






グレン「あいつの詮索は寄せ、何処で聞いてるか分からない、なんたって神出鬼没な女だ」







深夜「ちょっと僕の彼女を悪人みたいな言い方しないでよね〜」

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設定タグ:終わりのセラフ , 柊深夜 , 柊暮人   
作品ジャンル:恋愛
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美桜(プロフ) - 良ければ更新していただきたいです! (2022年3月25日 17時) (レス) @page6 id: 73811d8464 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あゆみ | 作成日時:2020年5月31日 19時

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