40話 ページ43
数ヶ月後
ばぁや「本当に一段とお上手になられて…」
な母「幼い頃からあの子は誰より厳しい稽古を積んできました」
ばぁや「えぇ…一日も欠かさずに…」
な母「だからこそとうとうこの時がやってきたのですよ…旅立ちの時が」
学校
やや「グー…」
なでしこ「ややちゃん居眠りしてたらいつまで経っても終わらないわよ」
やや「書類整理なんてめんどくさい明日でもいいじゃん」
なでしこ「駄目です。今日のうちに片付けましょう」
やや「もぅーなっちーの意地悪」
空海「ヘヘっー怒られた」
なでしこ「あっ…」
亜夢「ファ〜」
麗奈『こらあむ。集中しないと』
スゥ「そうですよ!ちゃんとお掃除しないと」
美咲「日奈森亜夢〜!花園麗奈〜!みーつけた!ギュ!」
麗奈『わぁ!美咲ちゃん!』
美咲「見て!これ縁結び神社!」
亜夢「縁結び神社?」
女1「縁結び神社…」
女2「それは恋を叶えてくれる乙女の味方…」
やや「なに見てるの?あっ!あむちーと麗奈ちゃんだ!あむちー!麗奈ちゃん!」
亜夢/麗奈「あっ!フリフリ」
唯世「だいぶ日差しが和らいできたね」
なでしこ「えぇ…春はもうすぐそこね」
やや「でもでもそれって空海の卒業も近づいてきちゃったってことじゃん!」
空海「なんだよやや。俺を卒業させないつもりか?」
唯世「最年長の相馬くんが抜けてしまっても僕たちしっかりしなくちゃね」
なでしこ「…辺里くんそのことなんだけど…」
唯世「それ本当なの?藤咲さん」
なでしこ「少し前から決まっていたの…言い出せなかっただけ…聞いたらみんなしんみりしてしまうでしょ?」
やや「なっちー…」
なでしこ「そんな顔しない!もう会えなくなるわけじゃないし」
唯世「日奈森さんと花園さんは知ってるの?そのこと」
美咲「すっごいよね!願をかければ百発百中叶うんだって!」
女1「お願い!どうか唯世くんと結ばれますようにに!」
麗奈『あれ?美咲ちゃんは唯世くんじゃなくて空海にしたんじゃなかったの?』
美咲「それはもう終わった恋。唯世くんにカムバックしたの!」
亜夢「あっきれた〜なんでそうコロコロ好きな人が変わるかな〜」
美咲「ニヒーそう言い日奈森亜夢と花園麗奈はどうなのよ!今好きな人は誰?縁結び神社の神様に願うとしたら」
女1「私も聞きたーい!日奈森さんと花園さんの好きな人」
女2「だれだれ?!」
するとあむはしばらくぼーっとしていた…おそらくたくさんの顔が浮かんだのであろう
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作者名:みゆ | 作成日時:2023年10月10日 18時