五条悟はオトしたい

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デート前日：土曜日






『硝子どうしよう服何着ようメイクどういう感じにしよう香水どれがいいかな、てか聞いてる？もしもし？！』




「ああ聞いてる聞いてる…

とりあえず落ち着け、一個ずつ質問しろ」




『ちょっとビデオ通話にするね、えっと…

この服とこの服どっちがいいと思う？』




「デートなら右だな」




『でっ、デート？！そんなんじゃないから！』




「男と二人で出かけるんだろ？
世間ではそれをデートって言うんだよ」




『…そうだけど、』




「相手は？悟か？」



『え？！いや、ちが、ななななななんで悟くん？！』




「分かりやす…」




『とにかく誰とかは置いといて！』




「悟なんだな」




『〜っ…！そう……ですけど！！』





「へえ、良かったじゃん」





『へへ…まあねえ〜、じゃなくて』






話を本題に写して服装、ピアス、メイクとかの相談に乗ってもらう




『硝子、目のクマ以外は綺麗だし相談しやすくて…

お願い！一緒に明日の服装決めて！』





「おう、Aの頼みなら聞くわ」




『ほんと？！ありがとう〜…！』






．







…






そして長電話のおかげで作戦会議は順調に進んだ





『あの服とこの服と…ピアスはこれで、メイクはさっきやってみたのでいいかな？』




「ああ、似合ってたし悟が惚れること間違いなしだな」




『いやいやそれだと私が悟くんのこと好きみたいじゃん』




「違うのか？」




『ちが…う。たぶん』




「たぶんな笑」




『と、とりあえず明日は楽しんでくる！
普通に先生とお出かけってことで！』




「おう」




『相談乗ってくれてありがとね、ばいばーい』






通話を切ってベッドに寝転ぶ





『…もうこんな時間？！

お風呂入ってパックして早く寝なきゃ！！』









こんなドタバタしてて明日が思いやられます。





※ちなみに全然眠れませんでした





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