犬派なんだね伏黒くん２

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…






知り合ってからたったの二週間


それでも、素直で明るい彼が大好きだった





「あいつ…長生きしろって言ってた」



『そっか、』



「あんた達、仲間が死ぬの初めて？」



「タメはな」



『…私は初めて』




この仕事をやるなら仕方ないこと。

それは最初に伏黒から説明されたはず



でも友達なんて今までずっといなかったし、離れる時こんなに辛いなんて知らなかった




「…A、いつまで泣いてんのよ。

会って二週間やそこらでしょ？そんな男が死んで泣き喚くほどちょろくてどうすんの」



『…』



「、ったく…」




野薔薇も泣きそうなのを堪えてた

それが分かってたから何も言えなかった



その時、






「なんだ、いつにも増して辛気臭いな。

恵、A」



『真希さあああんっ…！』




謎の安心感から思わず走って抱きつく。



「うわ、学ランに涙と鼻水つけんなよ…つかお前らもそんな暗い顔してお通夜かよ」




「「…」」





…お通夜。






すると真希！真希！と後ろからパンダ先輩が呼ぶ



「知らねえのか？あいつらが暗い訳」


「…なんのことだ？」


「マジで死んでるんだよ。昨日一年が、1人」


「おかか」




「は、や、く、い、え、や…！！」




私が血も涙もない鬼みてえだろ！てキレ気味の真希さんに実際そんな感じだろって返すパンダ先輩。



…なんかいつも通りすぎて安心する笑



『憂太センパイがいればもうちょっと優しくなるのにねー、真希さん♡』


「だよな〜？？♡」



「お前らは黙ってろ。つか泣き止んだなら離れろ。」



『嫌です♡』








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そして野薔薇は初対面だった二年生の紹介を伏黒がし終えるとパンダ先輩が話し始める






「あ、そうそう。

実はお前らに京都姉妹校交流会に出て欲しくてな」








「『 " 京都姉妹校交流会? " 』」







「ああ。殺す以外ならなんでもしていい呪術合戦だ」








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