五条悟に夢小説書いてんのバレた

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そして私はついに覚悟を決めた。





『…よ』


「…おう」




その日の夜、頑張って誰にも相談せず五条の部屋に行った





『ありがと、あの…スポーツドリンクとか』


「別に。体調は？」


『…それがですね…』






．





「は？風邪じゃねーの？！」



だってオマエ明らかに具合悪そうに机突っ伏してたから！！って言われる


その通りだよ。返す言葉もねえよ




『ご心配？おかけしました。』





そのお礼だけ言いにきたから、と部屋を出ようとする私を五条が呼び止める




「ならなんだったんだよあの態度」



『………』



「…そんなに俺のこと嫌いかよ」


『ちがう！！！』


「じゃあなに、」



意味わかんねー、って後頭部をガシガシかくこいつ









『あ…あんたが夢に出てくるから！！』








「は？」






『それでちゅーなんてするからっ…意識しちゃって顔見れねーんだよ！！馬鹿！！』









…言ってしまった。






そして多分顔真っ赤だ、私






五条は無言だしキモとか思われたら終わりだし…

いやでも冷静に考えたらクソキモいよな？！？




『…ごめん。なかったことに、』



「できるわけねーだろ」





五条が屈んで、ぐっと距離が近付く

生憎後ろはベッドで下がって倒れることはできない




「夢でみるぐらい俺とキスしたかった？」



『…は？！調子乗ん、』



「じゃあする？」



『？！？』





必死に目線逸らしてギリギリまで離れるけどその分また顔近付けてくる。






『ほんと…いいから…離れて…』



「…お前さあ」








「誰にでもそういう顔してんの？」






そういう顔っていうのはこの真っ赤な顔面のこと言ってるんだろうな。





『するわけないでしょ…』





「ふーん、」





ふーんって…自分で聞いてきたくせにそれかよ



まずこういう状況に陥るのなんて五条くらいしかいないし当たり前じゃん…








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